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ブレーキから音が出る場合

自動車のブレーキから音が出るのは、以下のような場合があります。

1. ブレーキパッドが摩耗している場合：ブレーキパッドが摩耗し、残りの厚みが少なくなると、金属同士が擦り合わせられるために音が出ることがあります。ブレーキパッドの寿命は車種によって異なりますが、通常、3万km～7万km程度です。
2. ブレーキディスクが変形している場合：ブレーキディスクが変形すると、ブレーキパッドがディスクに接触する際に振動が生じ、ブレーキング時にガタつきや異音が発生することがあります。ディスクが変形する原因としては、過剰な摩耗、高温による歪み、冷却不良などが挙げられます。
3. ブレーキキャリパーが劣化している場合：ブレーキキャリパーにはピストンが内蔵されており、ブレーキペダルを踏むとピストンがブレーキパッドを押し付けることでブレーキ力が発生します。キャリパーのピストンが錆びたり、摩耗している場合、適切なブレーキ力を発生させることができず、ブレーキング時に音が発生することがあります。
4. ダストや汚れが付着している場合：ブレーキパッドが発生するダストや、車体下部に付着する泥や砂などがブレーキディスクやパッドに付着すると、ブレーキング時に異音が発生することがあります。この場合、ブレーキパッドやディスクが損傷していなくても、クリーニングを行うことで解消する場合があります。

これらの原因以外にも、ブレーキング時に異音が発生する場合がありますので、定期的な車両点検を行い、異常がないか確認することが大切です。また、異音が発生している場合は、早めに自動車整備工場で点検・修理を受けるようにしましょう。

ブレーキパッドの状態によっては車検が通らない！？

自動車検査制度において、法定最低残量はブレーキパッドの厚みが1.6mm以下の場合に不合格となります。 このため、車検前にはブレーキパッドの点検を行い、必要に応じて交換することが重要です。 しかし、法定最低値を下回っていなくても、ブレーキパッドの状態が劣化している場合は、ブレーキ性能が低下している可能性があるため、交換が必要な場合があります。 したがって、定期的な点検・整備を行い、適切なタイミングでブレーキパッドを交換することが、安全運転につながります。

ブレーキローターも摩耗する！？

1. 摩耗の程度：ブレーキディスクは使用回数や運転条件によって、表面が摩耗することがあります。ディスクの厚みが、初期の厚みの70%以下になった場合は、交換が必要な場合があります。
2. 変形の程度：ブレーキディスクは過度な摩耗や急ブレーキなどによって、変形することがあります。ディスクの歪みが、メーカーが設定した許容範囲を超えた場合は、交換が必要な場合があります。
3. ひび割れや亀裂：ブレーキディスクにひび割れや亀裂が生じた場合は、交換が必要です。これらの状態が放置されると、ブレーキ力の低下やブレーキ不良の原因となり、安全上の問題が生じる可能性があります。
4. 異音の発生：ブレーキディスクに異音が発生した場合は、ブレーキパッドとの接触状態が悪くなり、交換が必要な場合があります。

以上のような状態が見られた場合は、自動車整備工場で点検・診断を受け、ブレーキディスクの交換時期を判断することが重要です。 また、定期的な点検・整備を行うことで、早期発見・対応が可能となり、安全運転につながります。

ブレーキパッドの交換費用

・ブレーキパッドの単価：車種やブレーキパッドの種類によって異なりますが、平均的、一般的な価格帯は1セット（前後輪分）で8,000円〜20,000円程度です。 ・交換工賃：整備工場によって異なりますが、平均的な価格帯は1台あたり1時間程度の作業で5,500円〜15,000円程度です。 なお、ブレーキパッドを交換する際には、ブレーキローターの状態や、ブレーキキャリパーの動作状態なども確認する必要があるため、それに応じた費用もかかる場合があります。 ただし、ブレーキシステムは安全に関わる重要な部分であるため、安価な整備工場での交換を選択すると品質や信頼性に問題が生じる場合があります。 したがって、信頼できる整備工場で適正な価格で交換を行うことが、安全な運転につながります。

ブレーキローターの交換費用

ブレーキローターの単価：車種やローターの種類（純正品かアフターパーツか）によって異なりますが、平均的な価格帯は1枚あたり10,000円〜30,000円程度です。 整備工場によって異なりますが、平均的な価格帯は1台あたり1～2時間程度の作業で一枚あたり3,300円〜10,000円です。 なお、ブレーキローターを交換する際には、ブレーキパッドの交換や、ブレーキキャリパーの動作状態なども確認する必要があるため、それに応じた費用もかかる場合があります。

まとめ

1. ブレーキパッドの寿命：一般的にブレーキパッドの寿命は走行距離で3万kmから7万km程度とされています。ただし、走行環境や運転スタイルによっても異なりますので、定期的に点検を行い、交換時期を判断しましょう。
2. ブレーキローターの状態確認：ブレーキパッドを交換する際には、ブレーキローターの状態も確認する必要があります。ブレーキローターに深い溝やへこんでいる箇所がある場合は、ローターの交換が必要になります。
3. ブレーキキャリパーの点検：ブレーキパッドを交換する際には、ブレーキキャリパーの動作状態も点検することが重要です。ブレーキキャリパーが劣化している場合は、ブレーキパッドが正常に作動せず、制動力が低下する可能性があります。
4. 交換作業：ブレーキパッドを交換する作業は、専門的な知識や技術が必要です。信頼できる整備工場やディーラーで交換を行うことをお勧めします。
5. 交換費用：ブレーキパッドの交換費用は、車種や地域、整備工場によって異なります。ブレーキパッドの単価と工賃が加算された合計金額になります。交換前に見積もりを取り、適正な価格で交換を行うことが大切です。

ブレーキが原因で車検が通らない事もあります。 車種によっても異なりますが、おおよそ2万円～10万円かかるケースもありますので車検を通さずに廃車やご売却を検討されるのも良いかもしれません。 弊社「廃車本舗」ではお車の廃車や買取を行っております。 お電話やLINEで概算のお見積りをお伝えすることも可能です。 お気軽にご相談ください。