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2015年11月 マレーシア リサイクル工場視察レポート
2015年11月 廃車本舗の運営会社「アイ・エッチ・エム・トレイド株式会社」のリサイクル事業部は、マレーシアの販売先である、「オートパーツ」さんのリサイクル工場の視察へ行ってきました。 オートパーツさんでは、日本から仕入れたパーツをさらにアフリカや中近東、近隣のアジア諸国へと輸出する、リエキスポートと呼ばれる取引をメインにされているようです。 ボンネットより前部分をカットした「ノーズカット」、車体を半分にカットした「ハーフカット」と呼ばれる形にして、そのまま輸出したり、ボディからは車のサスペンションや小さなパーツなども輸出します。 そのまま再利用されるものから、鉄やアルミ、銅などに分別し資源として生まれ変わるものもあります。 マフラーから排出される排気ガスを浄化するための触媒と呼ばれる装置からは、プラチナなどのレアメタルの抽出を行って、新たに新車の触媒として生まれ変わるものもあります。 工場は、若い作業スタッフが多く、エンジンの分解作業も手馴れた手つきでスピーディーに作業をこなしています。 マレーシアの工場では、カンボジアやミャンマーから人件費の安い労働力を取り入れ、手作業による分別作業が行われています。2016年5月 マレーシア リサイクル工場レポート
先日、マレーシアにあるトラック専門のリサイクル工場を視察してきました。 その様子の写真を交えながら、マレーシアの自動車事情についてご紹介します。 マレーシアは車社会と言われており、都心部を除いては車が必須です。 当然タクシーもありますが、行き先や時間との兼ね合いにより乗車を断られたり、料金が交渉制の車両もあったりと日本人には戸惑うことも多いでしょう。 マレーシア国内のトラックのシェアは、日本のトラックが大半を占めていると思われます。 また、マレーシア国内を走る乗用車においては、日本車のほか、ヨーロッパのメルセデスベンツや、ボルボもたくさん見かけます。 最近では、中国の新車が台数を伸ばしており、この先、もっとシェアを伸ばしていくものと思われます。 マレーシアで輸入車を購入するためには、 AP(Approved Permit)と呼ばれる輸入許可証が必要となり、中古車であれば、乗り出し価格のうち約20%がAP取得費用として含まれているようです。 このAPは、国内自動車産業を守るためにと生まれたもののようですが、 実際にはマレー系民族の強力な既得権益としての役割があるようです。 そのため、APは2015年から段階的に廃止する方向へと向かっています。 年式の新しい車が輸入されていますが、日本とは異なって自動車に対する関税が高いためにマレーシアでの価格が非常に高くなっています。 加えて、年式が1年から5年未満の新しいものしか輸入できないという制限もあります。2016年5月 ミャンマー出張レポート
2016年の5月に、弊社代表がミャンマーへ出張した際の写真とともにミャンマーの自動車事情についてご紹介します。 ミャンマーでは非常に日本中古車の人気が高く、旧首都のヤンゴンを走る車は、ほぼ日本車という状況だそうです。 ミャンマー国内の登録車のうち日本車が9割を締めており、この割合は日本国内とほぼ同じという驚きのシェアです。 しかし意外にも、ミャンマーの道路は左通行であるため、日本の右ハンドル車の増加が問題となっているそうです。 ミャンマー政府としては、左ハンドルへの移行を推進していて、新車やバスの輸入については左ハンドルのみと規制したり、左ハンドル車を販売するディーラーには優遇措置を取るなど、様々な対策が行われています。 そのほか、ミャンマーの自動車事業として特筆すべきはヤンゴン市内の渋滞のすごさです。 通勤ラッシュの時間帯には、全く進まないために歩いたほうが早いという状況となっているそうです。 それなら自転車やバイクを使えばいいのにと思ってしまいますが、 驚くことにヤンゴン中心部では、バイクなどの自動二輪の利用は原則禁止となっていて、警察に止められると罰金を支払わなくてはなりません。 ミャンマー第二の都市であるマンダレーではそういった規制はないことから、ヤンゴンの交通事情がいかに特殊であるのかがうかがえます。 2015年11月にミャンマーで行われた総選挙で、アウン・サン・スーチー氏率いる野党「NLD」が圧勝しました。 そのため、ミャンマーにおける自動車に関するルールは大きく変わる可能性があります。今後もミャンマーの自動車事情に注目していきたいと思います。
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