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スタッドレスタイヤの寿命は?買い替えのタイミング、夏場の保管方法、チェーンとの違いを解説
スタッドレスタイヤの寿命は?買い替えのタイミング、夏場の保管方法、チェーンとの違いを解説
  • スタッドレスタイヤを使用する限度と買い替えのタイミング
  • 交換する際の様々な注意点
  • 夏場のスタッドレスタイヤの保管方法
  • 溝が残っていてもアウト!
スタッドレスタイヤが夏タイヤからスタッドレスタイヤへ交換する際にかかる費用や時間 スタッドレスタイヤの溝が残っていたらまだ使えるのか 夏場の間スタッドレスタイヤの適切な保管方法などについてご紹介しています。  

スタッドレスタイヤの特徴

  スタッドレスタイヤとは。 「スタッド=鋲(びょう)」が「レス=ない」タイヤのことです。 以前はタイヤに鋲を埋め込んだスパイクタイヤが冬用タイヤとして日本では使われていましたが、スパイクタイヤがアスファルト路面を削ることで粉塵(ふんじん)を巻き上げてしまう問題があり、日本ではスパイクタイヤを装着した状態での公道走行はできません。

交換のサインは?

スタッドレスタイヤには「プラットフォーム」という交換の目安になるサインがあります。 よく聞くスリップサインと間違えそうですが、スリップサインよりも高い位置にあります。 スリップサインは残り1.6mmを表すサインで、このサインが出ていると車検は通りません。 プラットフォームはスタッドレスタイヤにしかなく、通常は溝の真ん中の高さにあります。 このサインは、スタッドレスタイヤとしての機能が低下していますという印で、そのまま走行していると雪道や凍った路面でスリップする可能性が有り危険です。 プラットフォームは全4か所の内、1か所でも露出したらスタッドレスタイヤとしての使用はできません。 スリップサインではないので車検は通りますが、雪道の安全のためにも早めの交換をしてください。

スタッドレスタイヤの硬さで使用期限、古さがわかる

スタッドレスタイヤの硬さは見た目ではわかりません。硬度計というものを用いてタイヤの硬さを測ることができます。
硬度計

硬度計

スタッドレスタイヤの硬度は新品の状態で30~40と言われており、60を超えてくるとスタッドレスタイヤとしての性能=雪道に使用する性能としては失われていると言えるでしょう。 製造から4年超えで硬度も60を超えているスタッドレスタイヤは使用せず新しいものへ交換しましょう。

何年ぐらい持つの?

 

タイヤの側面に答えが書いてある!

タイヤの側面には製造年月日が刻印されています。そちらの製造年月日をみてタイヤの消費期限が判断できます。 スタッドレスタイヤの機能、ゴムの柔らかさを維持できるのは3~4年前後と言われています。 保管方法や使用頻度によって劣化具合は変わるものの、過酷、過度な使用をしない限り期限、ゴムの柔らかさの劣化速度は同じであるといえます。

この数字の読み方は?

製造年月日の見方としてはタイヤ側面の「4018」や「3916」等の数字に注目です。 この数字を例に解説すると、「4018」の後ろの数字2桁から2018年、前の数字2桁からその年の40週目に製造というのが読み取れます。 「3916」なら2016年の39週目に製造という読み方ができます。前の数字が製造週。後ろの数字が製造年(西暦の下2桁)です。 この数字を読み取り、タイヤの製造年月日を把握し、もし4年以上経っていればスタッドレスタイヤの買い替えのタイミングなので新しいものに交換しましょう。 古いスタッドレスタイヤでの走行は危険です。

夏用タイヤとの違い

夏用タイヤとスタッドレスタイヤとの違いとしては、タイヤを形成するゴムの素材に違いがあります。 スタッドレスタイヤは低温でも硬くなりにくいゴムを使っており、タイヤの表面には「サイプ」という細かい溝がたくさん刻まれており、氷上の水膜を除去しやすい構造になっています。 夏用タイヤはスタッドレスタイヤよりも浅く摩擦抵抗が低くなっています。摩擦抵抗が少ないので燃費や静音性にも優れています。 冬はスタッドレス、夏はサマータイヤと使い分けをきっちり行いましょう。

スタッドレスタイヤは駆動輪だけ履けば良いの?

4輪(全輪)とも同一銘柄のスタッドレスタイヤを装着して下さい。 チェーンのように駆動輪だけ装着すると車の挙動が乱れる恐れがあるので、必ず、全輪とも同一銘柄のスタッドレスタイヤを装着して下さい。

スタッドレスタイヤの取り付け賃、交換工賃について

タイヤ交換にかかる費用として、交換・取り付け工賃がかかります。 カー用品店等の相場で1本約3,000円程度=4本で約12,000円かかります。 自宅などで前シーズンから持っているストックのスタッドレスタイヤへご自身で交換できる方はジャッキやレンチなど道具が揃っている場合はお金をかけずに交換することができますが、素人が行うにはケガ等のリスクを伴うので工賃はかかりますが専門店で作業を依頼する方が良いでしょう。

スタッドレスを履いていないと違反になる?

違反した場合の反則金

反則金:大型自動車等 7,000円 普通自動車・自動二輪 6,000円 原動機付自転車 5,000円 (沖縄県は適用外。自動二輪・原付は各都道府県による) 積雪、若しくは凍結している雪道走行の規制は、道路交通法71条6号に基づいて、各都道府県の施行細則が定められています。 また、反則金の支払いが期日までにない場合やノーマルタイヤのまま雪道で他人に損害を与える事故を起こしてしまうようなケースは5万円以下の罰金に処せられます。

違反点数は?

違反点数:なし 違反点数はありませんが、事故を起こさないためにも早めのスタッドレスへの交換を。

FF FR 4WD の雪道の挙動

FF(フロントエンジン・フロントドライブ)

エンジン・駆動輪ともにフロント部分にあり、コンパクトカーによく用いられます。 リアタイヤへ駆動力を伝えるプロペラシャフトが不要なため、部品点数も少なく済みます。 しかしながら前輪部分にエンジン、駆動部と集中している為タイヤの切れ角が確保しにくく、小回りが利きにくいといったデメリットがあります。

FR(フロントエンジン・リアドライブ)

スポーツカーや高級車に多く、前輪に駆動力がかからないために小回りが利いたり、優れたハンドリングを味わえます。 後輪が駆動するのでスリップしやすく、またフロントのエンジンの力を後輪へ伝える必要があるので部品点数が多く、生産コストが高くなる傾向があります。

4WD・AWD(四輪駆動)

前後輪4輪とも駆動する方式です。4輪とも駆動し、動力がすべてのタイヤに伝わるので2輪駆動方式よりも雪道での登坂性能に優れています。 勾配が20%の上り坂では2輪駆動ではタイヤが空転して進めなくなってしまうような路面でも4WDではスムーズに進むことができたというデータもあります。

チェーンとスタッドレスの違い

チェーンには金属製の物と非金属製のものがあります。 金属製の物の方が安価で済みます。金属製→非金属製→スタッドレスタイヤ の順で高価になります。 また、チェーンは駆動輪の2本に装着しますが(FFなら前輪、FRなら後輪)スタッドレスタイヤは4本とも装着します。 チェーンは装着時の走行速度が金属製で20~50km/h程度まで、非金属製が40~70km/h程度までですが、スタッドレスタイヤは100km/h超えも可能です。

スタッドレスタイヤやチェーンの相場価格

スタッドレスタイヤ

軽自動車サイズ155/65/14 1本4,500円程度=4本18,000円程度 中型車サイズ195/65/15 1本10,000円程度=4本40,000円程度 大型車サイズ215/55/17 1本15,000円程度=4本60,000円程度

金属チェーン

3,000円~

非金属チェーン

10,000円~ となり、スタッドレスタイヤを交換するとなると上記のタイヤの商品代金以外にも取り付け工賃がかかってくるので、軽自動車であっても30,000円~と考えた方が良いでしょう。 また、チェーンに関して、金属チェーンは比較的安いですが取り付けが難しかったり、切れやすかったりするデメリットもあります。

古くても溝が残っていれば大丈夫?

溝が残っている(スリップサインが出ていない)場合でも製造から長期間経過していて、スタッドレスタイヤの硬度が60を超えている場合は危険です。 スリップサインが出ていなければ車検は通りますが、使用は控えた方が良いでしょう。

スタッドレスタイヤを1年中履いていると?

冬場だけでなく夏になってもスタッドレスタイヤを履き続けていると、夏タイヤよりもゴムが柔らかい為、劣化、摩耗を早めてしまいます。 他にも。夏タイヤと比べてロードノイズと呼ばれる騒音性能(走行時のタイヤの音の大きさ)が大きくなるためスタッドレスタイヤを夏にも履く事は控えた方が良いでしょう

ハイドロプレーニング現象

また、スタッドレスタイヤは雪道には強いですが、雨の日には弱く(排水性が悪い)、ハイドロプレーニング現象が起きやすいので注意です。 ※ハイドロプレーニング現象とは雨天時の走行で路面の水量、車の速度がタイヤの排水性能を超えた場合にハンドルやブレーキが効かなくなることです

スタッドレスタイヤの空気圧

スタッドレスタイヤの空気圧は、基本的には夏タイヤの空気圧と同じで大丈夫です。 しかしながらスタッドレスタイヤの性能をフルに発揮するには路面に合わせて空気圧を調整するのが望ましいです。 たとえば新雪等のフカフカした雪道を走行する場合は、空気圧を低くしておくことで雪にタイヤが埋もれるリスク回避や接地面が増えるため柔らかい雪の路面を掴みやすくなります。 一方、凍結した硬い路面を走行する場合は空気圧を高くするのが良いでしょう。 接地面が少なくなることで面圧が上がるため、タイヤが滑りにくくなります。よって凍結した路面でも安定した走行ができます。

スタッドレスタイヤの保管方法は?

ゴムは直射日光を浴びると劣化してしまうので、冷暗所で保管して下さい。 又、水と油は大敵なのでタイヤについたままの泥や水分をそのままにしてしまうと劣化の原因になるだけでなく保管場所も汚れてしまうので、保管時には綺麗に洗浄してから保管しましょう。 その際、空気圧を通常の1/2にしておくとより好ましいです。  

雪が降ってからでは遅い!

雪が降ってからスタッドレスタイヤに交換すれば良いという考えはおすすめできません。 何故なら、お住いの地域で降雪があると一気に車屋さん、カー用品店は混み合い、7~8時間待ちも珍しくない程です。 また、雪道を夏用タイヤで走行することは違反になりますので、もし道路に雪が積もってしまい、スタッドレスタイヤが必要な状況になってしまたら車は使えません。 徒歩か公共交通機関を利用するほか無くなってしまいます。  

まとめ

3~4年経過したスタッドレスタイヤは溝が残っていても注意が必要です。 又、新しいスタッドレスタイヤでもプラットフォームやスリップサインまで溝が減っていると危険です。 早めの準備をすることにより、急な降雪にも対応ができたり、カー用品店が混雑するタイミングを避けスムーズに交換作業が出来ます。 もし今お持ちのスタッドレスタイヤが4年前の物であったり、これから新たにスタッドレスタイヤへの交換をお考えの方はこの機会にお車の買い替えも併せてご検討されてはいかがでしょうか。