- 「13年を経過した車は車検を受け方がいいの?乗り換えたほうがいいの?」
- 「13年経過する車の車検を前倒しして重課前に車検できるの?」
- 13年目の車の車検費用が高くなる理由
- 13年目より前倒しで車検を行うことの可否
- 13年目の車を車検に出すか乗り換えるかの判断基準
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中古車・廃車の買取を専門で行っている廃車本舗へお問い合わせ下さい。面倒な廃車手続きを代行させて頂きます。お電話の場合は0120-788-100 まで。メールで愛車の査定を希望される方はこちらから。廃車予定の事故車などが思わぬ高額買取となる場合もあります!
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目次
13年を経過した車の車検の費用が高くなる理由
一般的に13年を経過した自動車の車検費用が高くなる理由は、- グリーン化税制の処置によるもの
- 整備費用の高額化
グリーン化税制の処置によるもの
グリーン化税制とは、環境負荷の小さいハイブリッド車や電気自動車等の税額を優遇したり、環境に対する負荷が大きくなる13年を経過した自動車の税額を増額する制度です。 車検受験時に納付する「自動車重量税」は、新車から13年を経過すると30%から40%重課され、かなり税額負担が大きくなります。 例えば1.5トン未満の一般的な乗用車の自動車重量税は24,600円ですが、13年を経過すると34,200円と大幅にアップします。 自動車重量税は新車登録から18年を経過すると更に重課されます。 自動車重量税以外にも、グリーン化税制によって自動車税も13年を経過すると同じように重課され税額が増します。整備費用の高額化
13年を経過した自動車はあらゆるパーツの経年劣化が進んでいるので、車検受験時の整備費用が高額となりやすくなっています。 メンテナンスフリー化が進む昨今の自動車において、2年毎の車検受験時にしっかりとした整備を依頼される方がほとんどでしょう。 2年間ほぼ点検を行っていないこういった車両は、車検受験時の点検整備で不具合箇所や車検不適合が見つかりやすく、自動車が古くなればなるほど、それを修理する為の費用が高額化しやすくなります。 13年を経過すれば特に足回りのサスペンションのへたりや、オートマオイルの汚れ、エンジンマウントのゴムの劣化等、今までに不具合がなかった箇所の不具合が発生しやすくなります。 更に、足回りのブーツやゴムの破れ、ブレーキのパッドやディスクの消耗等、消耗部品の交換だけでもかなり高額になってしまいます。13年目の車の車検の費用が高くなるもの
車検費用のうち、13年を経過することで高額になるものは以下になります。- 自動車重量税の増額
- 劣化により修理が必要なパーツが増える
自動車重量税の増額
自動車重量税は、その自動車の車両重量毎に税額が決められており、車検受験時に車検期間分を一括で納付します。 13年を経過した自動車は、この自動車重量税が30%から40%重課されます。 以下で、普通車と軽自動車の重量税の重課の具体例をご紹介します。普通乗用車で車検期間2年の場合の重量税例
普通乗用車の重量税の具体例を紹介します。車両重量 | 重課前 | 13年経過 | 18年経過 |
0.5トン以下 | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
1トン以下 | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
1.5トン以下 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
2トン以下 | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
軽自動車で車検期間2年の場合の重量税例
自動車重量税は6,600円ですが、13年を経過すると8,200円になり、18年を経過すると8,800円になります。 軽自動車の自動車重量税は、普通車と違い車両重量に係わらず一律で税額が決められています。 商用車と同じように、そもそも税額がかなり安く設定されていますので、13年経過や18年経過による影響は軽微と言えます。劣化により修理が必要なパーツが増える
新車から13年を経過すると、自動車の思わぬパーツも劣化が進行していますので、予想外の重整備となる事があります。 13年程度経過した車両の場合、特にオイル漏れは起こりやすく重整備に直結しやすいと言えます。 自動車には多くのオイルが使われていますが、特にエンジン内部の「エンジンオイル」とミッション内部の「オートマオイル」は、古い車の場合漏れやすくなっています。 オイル漏れは、オイルの漏れを止めているゴムパッキンの劣化によって引き起こされる事が多く、漏れに気付かずに走行し続けると致命的なダメージを自動車に与えてしまいます。 例えばエンジンオイルの漏れを止める為、エンジン内部のゴムパッキンを取替えるだけで済めば1~2万円程度ですが、これがエンジン載せ替えとなると20万円以上の高額整備になります。 10年以上を超える車のよくある故障箇所と修理費用は以下の記事で詳しく解説しています。 関連記事:10万キロを超えた車の交換部品はどれ?費用や交換すべきかを判断する基準を解説13年経過の自動車の車検費用の内訳
13年を経過した自動車の車検費用の内訳を、普通車・軽自動車に分けて説明していきます。13年を超えた普通乗用車の車検費用の内訳
項目 | 金額 |
自動車重量税 | 11,400~68,400円 |
自賠責保険料 | 20,010円 |
受験手数料 | 1,200円~1,800円 |
代行費用 | 15,000円前後 |
整備費用 | 車両の状態による |
13年を超えた軽乗用車の車検費用の内訳
項目 | 金額 |
自動車重量税 | 8,200円 |
自賠責保険料 24か月分 | 19,730円 |
受験手数料 | 1,100円~1,400円 |
代行手数料 | 15,000円前後 |
整備費用 | 車両の状態による |
13年経過前に前倒しして車検を受ければ重課前の税額で受けられる
自動車重量税は、新車登録から13年を経過した時に重課され税額が上がりますので、13年経過目前で前倒しで車検を受験すれば、重課前の安い自動車重量税の税額で車検が受験できます。 まず車検受験のルールですが、実は車検はいつでも受験する事が出来ます。 ただ、一般的には車検期日の1ヶ月前から車検期日までの1ヶ月の間に受験します。 なぜなら、車検期日が7月10日の車両の場合、その1ヶ月前の6月10日から7月10日の一か月の間に車検を受験すると、2年後の7月10日が次回の車検期日となるからです。 もし7月10日が車検期日の車両で、1ヶ月以上前の5月10日に車検を受けた場合、車検期日は2年後の5月10日になります。 つまり、車検期日より1ヶ月以上早く受験すると、受験日から2年後が次回の車検期日になる訳です。 これを利用して、車検期日を無視して自動車重量税の重課前に車検を受験すれば、自動車重量税が安い税額で済みます。 具体的に言うと、車検証に記載されている新車登録の年月(初度登録年月)が平成20年7月の車両の場合は、その12年11か月後の令和3年6月の車検受験から自動車重量税が重課されます。 つまりこの車両は、重課されるぎりぎり手前の令和3年5月に車検を受験すれば、重課前の自動車重量税の納付で済むのです。13年経過したエコカー減税対象車は税額が優遇される
グリーン化税制によって環境負荷の大きい古い車は重課されますが、環境負荷の小さいエコカーは税額が優遇されます。 燃費の良いハイブリッドカーや環境に優しい電気自動車は、いわゆるエコカー減税と呼ばれる対象車になっており、自動車重量税の税額が優遇されています。13年経過したエコカー減税対象車の課税例
エコカー減税対象の軽自動車は税額が5,000円です。 普通車の場合は以下の表の通りです。車両重量 | 自動車重量税額 |
0.5トン以下 | 5,000円 |
1トン以下 | 10,000円 |
1.5トン以下 | 15,000円 |
2トン以下 | 20,000円 |
2.5トン以下 | 25,000円 |
3トン以下 | 30,000円 |
13年目に入る車は車検を受けるべきか、買い替えするかどっちがいい?
新車から13目に突入した自動車の車検は、- 維持だけを優先するなら車検を受ける
- 故障リスクを考えるなら乗り換えを検討する
車の維持を優先するなら車検を受ける
車検時の出費を出来るだけ抑えたいのであれば、やはり車検を受験する方が安い場合が多いと言えます。 特にエコカー減税対象車や軽自動車は、自動車重量税の増額の影響が軽微なので、意外と車検費用が安い事もあります。 ただし、それも車両の状態によります。 13年経過の車両は、重整備が重なれば中古車が買える程度の整備費用が必要な場合もあります。 整備費用が高額になり過ぎる場合は、よほどの事が無い限り乗り換えましょう。
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故障リスクを考えるなら乗り換えを検討する
今後の故障リスクを踏まえて考えるなら、車検を受けずに乗り換えを検討する方が良いでしょう。 13年目に入った車両は、車検受験時に異常が無くとも、その後急に色々なパーツが故障する可能性があります。 もちろん、車検受験時に高額な整備費用を支払って修理を行ったとしても、全てのパーツが新車の時に戻る訳ではないので、他の箇所が故障するリスクもあります。 13年を経過して色々な整備費用にお金をかけたけど、結局廃車・・・。 という結末が最も無駄が多いので、乗り換えるならばやはり13年経過は一つの区切りです。 もちろん、自動車は大切な命を乗せる工業製品です。 故障するリスクを心配するなら、安心して乗れる自動車に乗り換えた方が良いでしょう。
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13年目を超えた車を中古車として売るのは難しい
13年目を超えた車は税金の重課や維持費の高額化により、中古車としての価値がなくなるため売りにくいです。 もし車検を受けずに乗り換える場合、13年を経過したような古い自動車は、廃車買取業者に売却する方法がベストです。 その理由について解説していきます。中古車買取なら無償引き取りもしくは処分費用がかかる
一般的に13年を経過した自動車は、自動車重量税や自動車税が重課され、更に故障リスクが高い事から、自動車としての価値は無いに等しく、買取価格もほぼゼロです。 だからこのような車両を処分する場合は、無償で引き取って貰えれば御の字で、新車ディーラー等に処分を依頼すれば処分費用が必要になります。 ただ中には、特定のコアなファンが存在するスポーツカーや、海外で非常に人気がある車種であれば、古くてもプレミア価格が付いており、年式・走行距離関係なく買取価格が付く場合もあります。廃車買取ならパーツ売却や海外輸出で利益ができるから数万円での買取可能
新車登録から13年が経過し、自動車としての価値が無くなった車両の処分は、廃車買取業者に売却するのがベストです。 廃車買取業者は、一般的な中古車買取業者と違い、自動車として価値が無くなった車両を買い取って、解体して中古パーツとして販売したり、鉄スクラップとして再資源化したり、車両ごと海外に輸出をしてリセールを行う業者です。 これにより、中古車買取では値段が付かず、更には処分費用まで請求されるであろう車両であっても、確実に「買い取って」貰う事が出来る訳です。 もし車検を受けずに13年経過した自動車を処分する場合は、中古車査定よりも廃車買取業者に廃車買取査定を依頼した方が高価査定が期待出来るでしょう。まとめ
自動車を取り巻く自動車税制の一つの区切りが、新車登録から13年の経過です。 これにより、新車登録から13年を経過した自動車の自動車重量税と自動車税は重課され税額が上がります。 エコカーは重課されず、税額が据え置かれるとは言え、13年使い続けた工業製品である自動車は、至る所に経年劣化が発生しています。 これらを踏まえると、自動車の乗り換えを検討するタイミングとしても、新車から13年経過は一つの区切りだと言えます。 もし、13年を経過しても自動車に不具合がなく、更に自動車重量税が比較的安い車両やエコカー減税対象車ならば車検を受けた方が良いでしょう。 もし、13年を経過して自動車重量税が重課され高額となり、更に車検整備費用が20万円を超えるような場合は乗り換えを決断するべきです。 乗り換える場合、新車登録から13年を経過したような古い自動車の処分には廃車費用が必要になる場合もあります。 そんな時は、廃車買取業者に処分を依頼しましょう。 廃車買取業者は、自動車としての価値が無くなった古い自動車であっても、「買い取って」解体や輸出を行い商品化して販売している業者です。 だから、エンジンがかからない動かないような自動車であっても「買い取って」もらえます。 中でも廃車本舗は、全国に3箇所の自社解体工場を有し、独自の海外販路を有していますので、古い自動車であっても高価査定が期待出来ます。 古い自動車の処分をお考えの方は、お気軽に廃車本舗に相談されてみてはいかがでしょうか。
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