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ハイブリット車は税金がお得?ガソリン車との税金を比較表で解説!
ハイブリット車は税金がお得?ガソリン車との税金を比較表で解説!
「車の買い替えでハイブリッド車にしようか検討してるけれど、どのくらい税金が安くなるんだろう?」「いくつか税金が安くなる制度があるけれど、制度の詳細が知りたい!」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ハイブリッド車は燃費がよく、維持費も比較的安く済むので、税金も安くなると聞いたら魅力的ですよね。 しかし、ハイブリッド車の税金はエコカー減税が2021年3月末まで、グリーン化特約は軽減率が定まっているのが2021年3月末までと、期限が決まっています。 今回はハイブリッド車がガソリン車と比べてどのくらい税金が安くなるのか、また税金面で安く買う際の注意点について詳しくお伝えします。この記事を読んで、後悔のない車の買い替えをしましょう!

ハイブリッド車は税金の免除及び減税が受けられる

2021年時点では、ハイブリッド車は税金の免税措置や減税を受けることができます。 これは国の施策で「より環境に優しい自動車の普及を目指す」という目的のもと、なされています。 ここでは、ハイブリッド車の税金面が優遇されるエコカー減税とグリーン化特約についてご紹介します。

自動車取得税と自動車重量税に適用されるエコカー減税

2019年から適用されたエコカー減税制度。これは自動車購入する際に掛かる税金である「自動車取得税(2019年からは環境性能割)」、そして「自動車重量税」が免税・減税されるといった制度です。 免税の対象となる車種は、プラグインハイブリッド自動車・電気自動車・クリーンディーゼル車など。重量税が免税、取得税が非課税の特例措置を受けられるほか、新車購入時に必要な新規検査も免税となります。 減税の対象となる車種は、平成17年排出ガス規制75%低減または平成30年排出ガス規制50%低減を達成したハイブリッド車・ガソリン車。こちらは令和2年度燃費基準(平成32年度燃費基準と同様)を何%達成しているかによって、軽減される取得税・重量税、そして新規検査の税金が変わります。 たとえば、燃費基準を+20%~+39%満たしたハイブリッド車は重量税、新規検査の税金が50%軽減、取得税である環境性能割は非課税という措置を受けることができます。 エコカー減税の適用期間は新車の購入時期で区切られており、取得税(環境性能割)の軽減は2021年3月末まで、自動車重量税の軽減が2021年4月末までです。その後は軽減が無くなるか、軽減の条件が変わると予想されています。 参考:経済産業省 エコカー減税 (自動車重量税・自動車取得税) の概要https://www.mlit.go.jp/common/001279210.pdf

自動車税と軽自動車税に適用されるグリーン化特約

2019年から適用されたグリーン化特約は、排気量に応じて課税される「自動車税」および「軽自動車税」に対して適用される制度です。 2021年3月末までに新車購入した自動車の種類や排出ガス性能に応じて、翌年度から負担しなければいけない自動車税・軽自動車税が軽減されます。 減税の対象となる車種はエコカー減税と同様、ハイブリッド自動車・電気自動車・クリーンディーゼル車など。また、平成17年排出ガス規制75%低減または平成30年排出ガス規制50%低減を達成したハイブリッド車・ガソリン車も対象になります。 軽減される自動車税の税率は、プラグインハイブリッド自動車・電気自動車・クリーンディーゼル車などであれば、おおむね75%の軽減となります。 また、平成17年排出ガス規制75%低減または平成30年排出ガス規制50%低減を達成したハイブリッド車・ガソリン車であれば令和2年度燃費基準+30%達成でおおむね75%の軽減、燃費基準+10%達成であればおおむね50%の軽減となります。 なお、新車新規登録などから11年が経過したディーゼル車、13年が経過したガソリン車はおおむね15%の重課となり、通常よりも自動車税が高くなってしまいます。この重課に関しては、ガソリンハイブリッド自動車や電気自動車、燃料電池自動車など自動車の車種によっては適用外となりますので、詳しくは経済産業省のホームページをご覧ください。 参考:経済産業省 自動車税のグリーン化特例の概要 https://www.mlit.go.jp/common/001279212.pdf

ハイブリッド車と通常のガソリン車との税金比較

ここからはハイブリッド車と通常のガソリン車で、どのくらい購入時に税金の差が出るのか、比較してみました。 同じ車種で2021年3月に購入した普通車1800cc2.1トンの場合、純粋なガソリンエンジンの車両(本体価格200万)とガソリンエンジン+電気モーターのハイブリッド車両(本体価格250万)との比較です。
1800ccガソリン車
自動車税(翌年1年分) 36,000円
環境性能割 40,000円
自動車重量税 20,500円
合計 123,680円
 
1800ccハイブリッド車
自動車税(翌年1年分) 9,000円
環境性能割 0円(非課税)
自動車重量税 0円(非課税)
合計 9,000円
※ハイブリッド車は平成30年排出ガス規制50%低減、令和2年度燃費基準+40%以上という条件で計算しています。 令和2年度燃費基準+40%以上を満たしたハイブリッド車は取得税(環境性能割)と重量税が免税になり、非常に税金の負担が軽くなることが分かりますね。   2年目からは、自動車税の軽減が無くなると言っても、それでも10万近くの税額を軽減できます。   また、ハイブリッド車は燃費も良いですから、車両購入時の費用に差があっても、維持費の面でお得です。

ハイブリッド車は税金面でもメリットが多い

ハイブリッド車は他のガソリン車に比べて税金面でもメリットが多いです。 ハイブリッド車はガソリン車などと比べて近年になって登場した車種のため、税金面の制度も一年単位で変わるようになっています。 今後、ますます税金面で有利になることが予想されます。

ハイブリッド車であれば、購入から13年を超えても税金が上がらない

ハイブリッド車の意外な長所として、「長期間所有していても税金が上がらない」というメリットがあります。 通常、新車新規登録から数年以上経過した自動車は重課といって税金が15%ほど上がってしまいます。 ガソリン車やLPG車の場合は13年以上の所有、ディーゼル・クリーンディーゼル車の場合は11年以上の所有で重課がなされます。 しかし、ハイブリッド車であればこの重課の例外となります。自動車を長く使っていきたいという方は、こちらのメリットも考慮しておくといいですね。

燃費も良いためガソリン代も軽減

ガソリンの値段の中に含まれる税金はガソリン税と石油税が加算されていますが、燃費が良く通常のガソリン車よりも給油回数が減るので、ガソリンにかかる税金も軽減できます。 ガソリンそのものの料金自体にはさほど変わりませんが、この税金面が高額なため、ガソリン代が高くなるのです。 しかし、ハイブリット車では1Lで20キロ以上走る車も多いので、給付する回数が減り、ガソリン代の負担が軽減されます。 そういった面でも、通常のガソリン車と比べてメリットが大きいでしょう。特に以下のような車に乗っている方は、費用面でもかなりお得になります。  
  • 購入から10年以上経っている車
  • 10万キロ以上走行している車
  • 20年以上前に発売された燃費の悪い車
  この場合には、車の処分をしてハイブリット車に乗り換えを検討しましょう。 中古車として売れない可能性が高いので、上記に当てはまるような車は廃車買取がおすすめです。   関連記事:車は自分で処分?業者に依頼して処分?車の処分代を浮かせて賢く廃車にする方法  

車の買い替えを検討しているなら税金の免除・減税が受けられるハイブリッド車を選ぼう

ガソリン車とハイブリッド車のどちらに買い替えるというのは、欲しい車種があるかどうかなどによって変わるでしょう。 しかし、ガソリン車に特別なこだわりのない場合はハイブリッド車を選択するのがオススメです。 ハイブリッド車であれば税金の免除や減税を受けることができますし、購入から13年経った後の税金の重課も避けることができます。  
  • 車の維持費が高くて乗り換えを検討している
  • 車は古くなってきて、そろそろ乗り換えを検討している
  という方は、税金面でも燃費面でもお得なハイブリッド車の買い替えを検討してみるのも良いでしょう。  

まとめ

今回はハイブリッド車がガソリン車と比べて、税金面でお得に購入できることをご紹介しました。まとめると、次のようになります。
  • ハイブリッド車は税金の免除及び減税を受けることができるため、通常のガソリン車よりも税金面で圧倒的にお得
  • 減税の条件は毎年変わっており、いつまでもハイブリッド車が減税されるとは限らない
  • 特にガソリン車にこだわりがなければ、ハイブリッド車の方がおすすめ
  2020年10月には、国会においてカーボンニュートラルの実現を2020年までに目指すことが決定しました。今後ますます電気自動車やハイブリッド車の促進がなされると予想されます。   現在自動車の買い替えを検討している方は、これを機にぜひお得なハイブリッド車を選択しましょう。