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免許の期限切れはどうすればいい?理由・失効期間別の手続きを解説
免許の期限切れはどうすればいい?理由・失効期間別の手続きを解説
  • ついうっかりして忘れてしまった
  • 忙しくて期限切れに気づかなかった
  • 入院していて更新手続きができなかった
  免許の更新を期限内にできなかった理由はいろいろありますが、理由によって免許の更新や再取得の手続きが微妙に違うってご存知でしたか? また、失効してからの期間によっても違ってきます。現在のコロナ禍の影響による場合は、免許更新の延長手続きを受けられることもあります。 そこでこの記事では切らした理由や失効期間による再取得の手続きの違い、失効してしまったらどうなるかなど、免許の期限切れについて詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。

免許の期限切れは6ヶ月以内であれば更新可能

免許の期限切れの場合、どんな理由であれ6ヶ月以内であれば更新可能です。 ただ、更新の方法が違ってきます。それぞれについて説明しましょう。

免許の更新を忘れていて期限切れになった場合

免許の更新を忘れてしまった場合でも6ヶ月以内なら、運転免許センターか警察署で、適性試験と講習を受けるだけで免許が復活します。仮免許・本免許試験の学科試験と技能試験は免除されます。 手続きは、  
  • 受付
  • 適性試験
  • 更新時講習
  • 写真撮影
  • 免許書交付(即日交付の人のみ)
  という流れです。   ただ、免許証の色は更新前にゴールドだったとしても、ブルーになってしまい、有効期限も一律3年間になってしまいます。   免許試験の一部免除を受けてはいるものの、再取得(新規受験)と同じ扱いなので、新たに免許を受けた日が免許の取得年月日となります。 6ヵ月を超え1年以内の場合は、仮免許試験の学科、技能試験が免除されます。つまり、自動車学校に通い、本免許取得のために学科試験と技能試験に合格しなければならないということです。 さらに1年を超えると試験の免除はありません。1から自動車免許を取得することになってしまいます。

やむを得ない理由がある場合

やむを得ない理由がある場合、6ヶ月以内であれば、運転免許センターか警察署で適性試験と講習を受けるだけで更新できます。仮免許・本免許の学科試験と技能試験は免除されます。   ここで言うやむ負えない理由とは、災害、海外渡航、病気、負傷などの他、何らかの理由で「免許更新」に行けなかった人が該当します。   うっかり忘れた場合と違い、運転免許証が継続していたと判断され、免許の色は引き継がれます。 ただ、やむ負えない理由があったということを証明する必要があります。 ですから、被災状況がわかるもの、旅券(出入国記録があるもの)、入院証明書や診断書、在監証明書などを持参して申請手続きが必要です。 やむを得ない場合であっても、6ヶ月を超えると、微妙に手続きが違ってきます。 免許証の失効後6ヶ月を超え3年以内で、やむを得ない理由がやんだ日から1ヶ月以内に申請した場合のみ、6ヵ月以内と同じく仮免許・本免許の学科試験と技能試験が免除されます。 つまり、やむを得ない理由がやんだ日から1ヶ月を過ぎてしまうと、本免許取得のために学科試験と技能試験に合格しなければならないのです。 失効から3年を超えてしまうと、試験の免除もなくなりますので注意してください。

免許の期限切れを防ぐために「運転免許証更新連絡書(ハガキ)」が届く

  運転免許の更新時期が近づくと、都道府県公安委員会から運転免許証更新連絡書(ハガキ)が免許証に記載されている住所に届きます。   運転免許証の更新期間は免許証の有効期間満了日前の誕生日の前後1ヶ月の2ヶ月間ですが、更新連絡のハガキが届くのは免許有効期間満了日前の誕生日の約35日前です。   更新連絡書には以下の記載があります。  
  • 更新手続きの有効期間
  • 更新できる場所
  • 更新受付時間及び講習時間(講習区分、曜日別)
  • 更新手続きに必要な書類などの説明
  • 更新に必要な手数料
  万が一、この更新連絡書を紛失したり、当日持参するのを忘れたりした場合でも更新手続きはできます。 その場合は窓口で、「更新連絡書を持っていない」ことを申し出てください。免許証から講習区分などを調べるために手続きに時間はかかりますが、手続き自体は問題なくできます。 更新連絡書が更新時期になっても自宅に届かない場合は、住所変更手続きをしていないことが考えられます。引っ越しなどで住民票の住所を変更した場合は、必ず免許証の住所変更も忘れないでください。

新型コロナウイルスの影響で免許更新の延長措置が受けられる

新型コロナウイルスの影響による有効期限の延長措置は、更新期間内に運転免許センターか警察署で、運転免許証持参のうえで申請すれば受けられます。 受付窓口に用意されている更新手続開始申請書を提出することで、更新期限後でも3カ月間は運転が可能になるのです。ただ、この期間の間に講習の受講や適正検査などを含む通常の更新手続きをしなければなりません。 この免許更新の延長措置が受けられる対象者は、免許証の有効期間又はすでに更新期間の延長措置を受け措置後の運転及び更新可能期間が令和3年3月31日までの方です。免許証が失効している方は対象外となります。   新型コロナウイルスの影響で運転免許証を更新できず、免許を失効させてしまった場合には、有効期限切れの再取得申請(特別新規申請)をすることができます。   再取得に係る運転免許試験は、適性試験に合格すれば、学科・技能試験を受けることなく免許の再取得が可能です。 詳しくは警察庁公式ページを参考にしてください。

運転免許の期限切れにならないために免許更新を行おう

運転免許は期限が切れても更新や再取得ができるとはいえ、一度取得したら期限切れにならないように更新していくのが基本です。 失効の理由や期間によっては、免許証の色がゴールドからブルーになったり、自動車学校で学科や技能試験を受け直したりとデメリットがいくつかあるからです。 以下の免許更新のポイントをおさえて、期限切れにならないよう免許更新していきましょう。

免許更新に必要な書類な書類を揃える

免許更新に必要な書類は、以下の通りです。
  • 現在の運転免許証
  • 免許証更新連絡書(ハガキ)
  • IC免許証用4桁の数字2組
  • 印鑑(認印可)
  • 講習終了証明書(高齢者講習を受けた方のみ)
以上の必要書類に、手数料をそえて更新手続してください。

地域の運転免許センターで免許更新を行う

転免許の更新は、地域の運転免許センターで行いましょう。受付時間などの詳細は郵送されてきた免許証更新連絡書(ハガキ)にも記載されていますが、不安な場合は事前に問い合わせなどをして、時間に余裕をもって更新手続きにのぞむことが大切です。 更新手続きは、所轄の警察署でもできますが、地域によっては交付が後日交付だけだったり写真撮影ができなかったりします。 運転免許更新の流れは以下になります。  
  • 受付
  • 更新申請書の記入
  • 講習区分に応じた印紙を購入して貼付け割り印
  • 適性検査(視力検査)
  • 写真撮影
  • 講習(優良・一般・初回・違反に区分)
  • 免許証交付
  講習時間は、区分ごとに違います。優良講習は30分、一般講習は60分、初回と違反の講習は120分です。 更新手数料は一律2,500円ですが、講習の区分ごとに加算されます。
  • 優良講習:500円
  • 一般講習:800円
  • 違反講習:1350円
以上の金額分の印紙を購入して、申請書の貼付欄に貼り付けて納付します。  

運転免許の期限切れで免許失効になるとどうなる?

運転免許の期限が切れると免許は失効し無免許となり、車の運転はできなくなります。車の運転ができないことで仕事ができなくなり、生活に大きな支障をきたすという方も多いでしょう。   運転免許証を期限切れで失効させ、生活のために再取得するとなれば、自動車学校に再度入学して免許を取り直さなければなりません。   高額な費用と長期の時間を要することになり非常にもったいないことです。 ここでは、期限切れによる免許失効から再取得までに要する手順を再確認します。そうすることで、改めて期間内での免許更新の重要性を分かっていただけることでしょう。また、期限切れを起こさないための対策にはどんなものがあるのかについても説明します。

免許の再取得が必要になる

免許の再取得は、原則として、技能試験と学科試験を受けて合格する必要があります。ただし、失効して6ヶ月以内である、またはやむを得ない理由がある場合には、通常の免許更新とほぼ変わらない手順で取得できるなどの措置もあります。 本来は期限切れを防ぐためにハガキも送付されるくらいですから、免許の期限切れになる前に更新手続きを行いましょう。   ただ、免許の返納を考えている場合は、免許の期限切れ後5年以内であれば返納することで「運転経歴証明書」を発行してもらえます。   今後車を乗る予定のない方は、免許の更新ではなく、免許返納の手続きを行う手もあります。 免許返納ついては以下の記事を参考にしてください。 関連記事:免許返納の手続き方法から必要書類、代理で行う方法まで徹底解説

期限切れにならないためにカレンダーやスマホでリマインドしておこう

期限切れを起こさないために、カレンダーやスマホのリマインド機能を利用しましょう。期限切れで免許を失効させないためには、期限を常に意識しておくしかありません。 スマホやパソコンのスケジュール機能を使って、期限が切れる日までの何日間かを段階的にアラームやアラートで知らせるようリマインドしておくことも効果的です。をしておく方法も考えられます。 とにかく重要なのは、期限切れにならないために、カレンダーやスマホにリマインドしておくことでしょう。

まとめ

免許の期限切れは更新や再取得することはできますが、常に期限を意識して期限切れ前に更新していくのが原則です。 忘れてしまっただけでも、やむ負えない理由があった場合でも、6ヶ月という期間が手続きの難しさの境目になります。とにかく、期限が切れてしまったことに気づいたら、早急に運転免許センターか警察署に問い合わせしてみることです。 問い合わせする場合、自分がどのケースに当てはまるかチェックして把握しておくとスムーズに話しが進みます。事前の準備も早く済みますし、更新や再取得にかかる時間も短縮されるはずです。