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目次
バッテリー上がりを放置することで起こる4つの症状
自動車バッテリーは通常使用で概ね5年前後、年間走行距離3,000km程度のちょいのり使用で概ね2~3年が寿命だと言えます。ではこのバッテリー上がりを放置すると自動車にどのような影響が出るのでしょうか。具体的に4つの症状をご紹介します。ドライスタートによる部品同士の摩擦により摺動部が損傷する
長期間放置した自動車のエンジンをスタートさせると、エンジン内部が摩擦によって損傷します。これはエンジン内部に適切にオイルが行き渡っておらず、シリンダーとピストンが過剰な摩擦によってダメージを受けるからです。 エンジン内部にはエンジンオイルが充満しており、ピストンとシリンダーの摩擦抵抗を減らしています。長期間エンジンをかけずに自動車を放置していると、本来循環しているべきエンジン内部のエンジンオイルが重力によってエンジン下部に溜まってしまいます。 このような状態でエンジンをスタートさせる事はドライスタートと呼ばれ、シリンダーとピストンが過剰な摩擦を引き起こし損傷します。カーナビにロックがかかってしまう
カーナビに全く電気が供給されなくなると、カーナビが「初期化」されロック状態になります。これはカーナビがシャットダウン状態になりセキュリティー機能が働くからです。カ ーナビはエンジンストップ状態であっても、一定の電力を消費しています。これにより初期化されずに待機状態を維持しています。 ただ、バッテリー上がりを放置してバッテリーの残量が0になり、カーナビに全く電力供給が行われなくなる事で初期化状態になってしまいます。 このロック状態を解除する為には、最初に設定したパスワードが必要になり、パスワードを忘れるとディーラーやメーカーに有償で解除を依頼する事になります。車内コンピューターが初期化される
自動車の動きを制御しているコンピューターが初期化される事で、再設定や再学習が必要になります。例えば車内時計、これは0:00からリスタートしますので時間調整が必要です。 またパワーウインドウのオート機能も再設定を行わないと利用出来ません。更に、最適なエンジン回転をコンピューターに再学習させる必要があります。 これを怠ると、赤信号で停まる度にエンジンストップを引き起こします。 自動車はほとんどの動作を車内コンピューターで制御していますので、このコンピューターの初期化は自動車に多くの影響を与えます。バッテリー寿命を縮める
バッテリーを残量量0%で放置すると、バッテリーの寿命を縮めてしまいます。これはバッテリー内部の素材の劣化を進めてしまう為です。例えばスマートフォンのバッテリーも、満充電状態や残容量0%状態では寿命を縮めてしまいますが、これは自動車バッテリーでも全く同じなんです。 残容量0%で放置を続けると、本来再充電して使えるはずであったバッテリーも早めに寿命を迎えてしまいます。バッテリー上がりを放置して車を動かさないと生じる3つの弊害
バッテリー上がりを放置し続けると、車には徐々に悪影響が蓄積されて重大な弊害を生じさせます。ここでは長期間自動車を動かさなかった事で起きる3つの弊害を具体的にご紹介します。タイヤが変形して走行できなくなる
バッテリー上がりを放置し自動車を全く動かさない期間が長くなると、自動車のタイヤは車重で変形してまともな走行が出来なくなります。ゴムで出来たタイヤは熱と車重により変形します。軽自動車で約1,000kg、普通車であれば2,000kg近いものもある自動車。 これを4つのタイヤで支えていますが、4つの内の1つに大きく重圧がかかるような状態で停車していれば、特にその変形スピードは早いです。タイヤは円形であるからこそ自動車はスムーズに走行できます。 一見すると変形してないように見える些細な変形を起こしているタイヤでも、走行中の自動車に伝わる衝撃はかなりのものです。 ですので、現時点でバッテリー上がりを少しでも放置している場合は、タイヤの形に気をつけ、変形している場合は無理に運転しないようにしましょう。部品が固着して走行に支障をきたす
鉄同士が錆びて固着する事により、溶接したような強度となり走行出来なくなります。例えば錆びて固着して全く動かなくなったナットやネジ。鉄同士は錆びて固着すると物凄い強度となり、小さなネットやネジでも固着すると簡単に外すことが出来ません。 バッテリー上がりを放置すると、部品の固着が自動車のブレーキ部分で起こります。ブレーキ部品が固着すると、ブレーキが解除されずにタイヤが回転出来なくなります。 自動車を停車させると一般的にはサイドブレーキをかけますが、これにより、ブレーキローターとブレーキパットががっちりと接着した状態になります。この状態を放置すると、鉄で出来たブレーキローターとブレーキパッドが錆びて強力に固着します。 サイドブレーキがかかっている状態でも走行は可能ですが、ブレーキローターとブレーキパッドが固着するとそもそもタイヤは回転出来なくなりますので全く走行が出来なくなります。燃料が腐る
ガソリンや軽油といった燃料が腐り、エンジン内で適正な燃焼が行われなくなりエンジンがかからなくなります。これは燃料も有機物であり経年劣化が起こるからです。燃料タンク内で密閉されていますが、ガソリンや軽油は時間が経つにつれ劣化していきます。 一般的に6カ月~1年程度放置する事で劣化が始まり、エンジンはかかってもアイドリングは非常に不安定になります。更に2年程度放置すると燃料の揮発性はほぼ失われ、エンジンは全くかからなくなります。 また、長期間の放置の影響は燃料タンク内にも及び、燃料タンク内に錆や腐食を引き起こします。これらの不純物が配管につまり、燃料詰まりを引き起こします。 更に、燃料をエンジンへ送る燃料ポンプのモーターは車種問わず意外と故障しやすく、これにより燃料がエンジンに送り込まれずエンジンがかからない事も頻繁にあります。バッテリー上がりから車を復活させる4つの方法
バッテリー上がりの放置は車にとってご法度です。それを防ぐためのバッテリー上がりから車を復活させる4つの方法について解説します。救護車から電力をもらい復活させる
救護車からバッテリーをもらいバッテリーを復活させる方法は最もポピュラーです。これはバッテリーが上がった車に、正常な車の電気を分け与える方法です。救護車のバッテリーと、バッテリー上がりを起こした自動車のバッテリーを、ブースターケーブルで繋ぎ電気を直接流し込みます。 赤色と黒色の2本からなるブースターケーブルは、ネットやカー用品量販店で2,000円程度から購入出来ますので、自動車に常備しておくといいかもしれません。赤色はバッテリーのプラス端子に繋ぎ、黒色はバッテリーのマイナス端子に繋ぎ救援を行います。 一般的な自動車は12Vの電圧ですが、トラック等は24Vの電圧なので、電圧の違う車で救援を行うとショートを引き起こし自動車が故障します。また、セルモーターを回さずにエンジンをかけるハイブリッド車は、その構造上、救援車になると大きな電圧がかかり過ぎ故障してしまいますのでご注意を。 モバイル式のジャンプスターターを使えば、救援車を必要とせずに更にお手軽にバッテリー上がりの車に電気を供給出来ます。 モバイル式のジャンプスターターはネットやカー用品量販店で5,000円前後から購入可能です。コンパクトで持ち運べる自動車バッテリーのようなものなので、万が一自動車がバッテリー上がりを起こしても、簡単に自動車に電気を供給出来ます。ただ、あまりに安価なものは電流値が低く、大排気量のエンジンはかからない事もあるので注意が必要です。自動車保険やJAFのロードサービスに依頼する
ロードサービスにはバッテリー上がりの救援サービスがありますので、これを利用します。多くの方が加入している自動車保険には、各社ロードサービスが無料で付帯しています。これを利用すれば無料でバッテリー上がりの救援を受ける事が出来ます。またJAF会員の場合も、バッテリー救援サービスは無料です。 ただ、自動車保険の無料ロードサービスは年間の利用回数制限がつく場合がほとんどなので、頻繁に利用する場合はJAF会員が良いかもしれません。 自動車保険のロードサービスはバッテリー上がりの救援サービスだけなのに対し、JAFは有償でバッテリー交換も依頼出来ます。 劣化によって蓄電能力が落ちているバッテリーの場合、救援後すぐに交換しなければ、また同じようにバッテリー上がりを引き起こしてしまいます。救援後はバッテリーを切らずにそのままカーショップでバッテリー交換を行いましょう。自分でバッテリーを交換する
バッテリーを自分で交換するのも一つの方法です。多くの車種で、バッテリーは取り外しのしやすい所に配置されており、初心者でも簡単に取り替えが出来るようになっています。軽自動車のバッテリーであれば、ネットやカー用品量販店で3,000円程度で購入出来ます。ハイブリッド車やアイドリングストップ搭載車でも、10,000円程度から購入出来ます。 多くの車種では数個のナットを外すだけでバッテリー交換が出来ますので、セルフバッテリー交換は初心者の方でもやってみる価値があります。家庭用電源でバッテリーを充電する
家庭用の電源からカーバッテリーを充電するという方法があります。例えば多くの方は、スマートフォンを家庭用のコンセントで充電していると思います。 実は自動車のバッテリーもスマートフォンと同じように、家庭用の電源を使って充電する事が出来ます。 家庭用のコンセントからカーバッテリーの充電が出来る充電器は、ネットやカー用品量販店で5,000円程度から購入出来ます。 エンジンを回転させ、オルタネーターからバッテリーを充電する事が一般的ですが、騒音問題等でエンジンがかけられない環境にある方はこういった方法でバッテリーをこまめに充電する方法があります。今後のバッテリー上がりを防ぐために原因を知っておこう
バッテリー上がりになる原因を具体的にご紹介します。バッテリーの劣化
バッテリーが劣化する事により、蓄電容量が低下します。例えば長年使ったスマートフォンは、充電100%からの電池の減りが著しく早くなりますよね。カーバッテリーも同じように蓄電容量が低下すると、蓄えられる電気の量が減り、バッテリー残量がすぐに減ってしまいます。これがバッテリー上がりの最大の原因となります。自然放電
カーバッテリーのみならず、バッテリーは使っていなくともバッテリー内部の化学反応によって自然放電を行っています。この為、エンジンをかけずに自動車を放置しているだけでバッテリー上がりを引き起こします。容量の小さい軽自動車のバッテリーであれば、1~2カ月程度の自然放電でエンジンがかからなくなります。寒さ
寒さによってバッテリー内部の化学反応が鈍くなり、バッテリー上がりを引き起こします。寒さはバッテリーの蓄電能力を極端に下げますので、バッテリー上がりは寒い冬に多発します。消し忘れ
ヘッドライトやルームランプの消し忘れによって、バッテリーの電力が消費され続けてバッテリー上がりを引き起こします。余程古く蓄電能力が落ちたバッテリーでない限り、こういった場合は、すぐにバッテリー充電を行えば交換せずにそのままバッテリーを使う事が出来ます。漏電
自動車で漏電箇所があると、バッテリー容量が極端に早いスピードで減少してバッテリー上がりを引き起こします。自動車は多くの電力を使用して走行しますので、自動車には無数の電線が張り巡らされています。この一か所でも漏電すると、バッテリー上がりに直結します。バッテリー上がりの車のQ&A
ここからはバッテリー上がりの車についてのよくある質問をQ&A方式でお答えします。バッテリーは車を動かすのに必ず必要な部分になるので、正しい知識を身につけておきましょう。Q.バッテリー上がりを放置していると自然になおるの?
A.いいえ、絶対になおりません。 バッテリー上がりはバッテリーに本来蓄えられているはずの電気が枯渇した状態です。 電気が自然にバッテリーに蓄えられる事はまずありません。 例えばお使いのスマートフォンの電池残量が20%から自然に80%に回復しないように、カーバッテリーの電力の残量も回復しないです。スマートフォンと同じように、カーバッテリーも電気が無くなれば充電が必要なんです。Q.バッテリー上がりを放置せずに交換したのに、またすぐにバッテリーが上がったのはなぜ?
A.オルタネーターの故障、もしくは漏電の可能性があります。 エンジン回転中にバッテリーに電気を供給して充電してくれるのがオルタネーターの役目です。このオルタネーターが故障すると、バッテリーに電気が供給されず即バッテリー上がりとなります。 関連記事:オルタネーターが故障すると車はどうなる?症状と対処法を徹底解説! バッテリーを新品に交換し、かつオルタネーターも正常に作動している場合は、どこかの箇所で漏電が起こっている可能性があります。 漏電は、バッテリーの電気がどこからともなく漏れ出している状態。原因は電装部品や配線の劣化がほとんどですが、漏電箇所を探し出すのは非常に困難な作業です。 この場合は、自分で対処せずに早めにディーラーや整備工場に修理を依頼しましょう。Q.バッテリーが上がらないために定期的にエンジンをつけるのは効果があるの?
A.はい、効果はあります。 オルタネーターの発電量はエンジン回転数に比例するので、アイドリング中の発電量は少ないです。ただ、アイドリング中はエアコンをオフにしてヘッドライトやカーナビもオフにし、省電力状態にする事で充電状態を維持する事が出来ます。 更にアクセルを少し踏み、アイドリング時のエンジン回転数を2000回転程度で維持すれば、20分程度でもかなりの充電量を確保出来ます。20分程度であっても「走行」する事が車にとって大切です。 また、定期的にエンジンを回転させる事で、エンジン内部のエンジンオイルを循環させられるので、ドライスタートも防ぐ事が出来ます。バッテリー上がりやドライスタートを防ぐ為にも、毎週1度は20分以上のドライブを心がけたいところですね。バッテリー上がりは放置せずに早急に改善しよう
バッテリー上がりは放置しせずに、出来る限り早めに対処する必要があります。それは、ドライスタートやバッテリー劣化といった悪影響が自動車に及ぶからです。 ただ、一度バッテリーが上がってしまうと、知り合いに頼んで救援車からバッテリーの電力を分けてもらったり、自分でバッテリーの交換や充電をしたりと、その対処はなかなか煩わしいもの。 そんな時は、自動車保険やJAFの無料ロードサービスを利用して救援してもらう事が一番お手軽です。 バッテリー上がりを放置すると、自動車に多くの悪影響をもたらしますので早期対応が基本です。 ただし、もし1年以上の長期に渡って放置している車両の場合は、エンジン内部を含め多くの箇所で劣化や損傷が起こっている可能性があります。特に古くて多走行の車両の長期放置の場合は、廃車にした方が無駄な費用を抑えられるかもしれません。 そういった車両は動かすにも一苦労ですが、たとえ動かない車であっても廃車本舗に廃車を依頼すれば、基本的には無料で廃車を行ってくれます。もちろん引き取りも無料です。更にバッテリー上がりを放置してもし全く動かなくなった不動車であっても、買取価格が付き買い取ってもらえる事もあります。 もしバッテリー上がりを放置して不動車になってしまっているのなら、廃車本舗に無料の廃車買取査定を依頼してみてはいかがでしょうか。 廃車本舗の廃車買取事例をチェック!詳しくはこちら
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