- エンジンルームから煙が出た
- エンジンがオーバーヒートした
目次
ラジエーターの交換費用
まずはラジエーターを交換する場合の交換費用について、自分で行う場合と業者に依頼する場合の2パターンあります。ラジエーターの交換を自分で行う場合の費用
DIYでラジエーターの交換を行う場合は、- ラジエーター本体
- クーラント液
アッパーホースとロワホースの交換が発生する場合も
ラジエーターにはアッパーホースとロワホースと呼ばれる2本のホースが繋がっています。このホースが劣化していれば、ラジエーターと併せて交換する必要があります。車種にもよりますが、国産車のアッパーホース・ロワホースは共に概ね2,000円程度で購入が可能です。外車であればこれが1万円前後となります。 ラジエーター交換には一定の整備知識と経験が必要です。また、交換に不備がありラジエーターが正常に作動しないと、エンジンに重篤なダメージを残す可能性があります。整備知識や経験に自信がない場合は、安易に自分で交換せずに業者に依頼する事をおススメします。ラジエーターに穴が空いた場合は補修用添加剤でも対処できる
ラジエーターからの冷却水漏れの初期段階で、ラジエーターに開いている穴や亀裂がまだ小さい場合のみ、ラジエーター内部に穴補修用の添加剤を注入する事で穴を塞ぐ事が出来ます。こちらはネットや最寄りのカーグッズ量販店で1,000円程度で購入可能です。 ラジエーター補修用の添加剤は、冷却水に混じってラジエター内部を流れ、空気に触れあった部分のみ硬化して穴を塞いでくれるので、非常に便利です。 ただし、穴や亀裂が小さい初期段階にしかその効力が発揮されませんので、大きな破損が見られる場合は交換が必要です。ラジエーターの交換を整備工場や業者に依頼する場合の費用
ラジエーター交換を業者に依頼した場合の交換費用の目安は、工賃と部品代を含めて軽自動車で概ね25,000~5万円前後。普通車で5~8万円程度となります。 ただ、ラジエーターの交換は、依頼する業者によって交換費用が異なります。 例えば新車ディーラーに交換を依頼すれば、ラジエーター本体は純正新品部品での交換となり、交換工賃も相対的に割高です。 逆に、整備工場を有する中古車ショップやカーグッズ量販店に依頼すると、社外新品や中古品での交換で対応してもらえます。 交換工賃も、新車ディーラーに比べると比較的安価なところが多いので、コスパを重視する時は最寄りのカーショップやカーグッズ量販店での交換がおススメとなります。 ただ、距離を走っている車や年数の古い車はラジエーターの交換だけでなく、他の箇所も交換が必要になる可能性があります。中には、10万円以上の修理費用を提示される可能性もあるので、乗り換えを検討している場合は廃車のタイミングと言えます。 廃車買取を利用すればラジエーターが故障していても車両を買い取ってくれるので、ご自身で解体工場に持っていくのではなく、まずは廃車買取業者に見積もりを依頼してみるのがおすすめです。
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ラジエーターの交換が必要になる4つの故障原因
ここではラジエーターの故障の原因を詳しくご説明します。ラジエーターキャップの劣化
ラジエーターにクーラント液を注入する際に開け閉めするキャップですが、このキャップ自体が圧力調整弁の役割も果たしています。このキャップが劣化して調整弁の役割を果たせなくなると、クーラーント液が100度を超える高温となり、ラジエーター内部に異常な圧力がかかりラジエーターを破損させてしまいます。 ちなみにラジエーターキャップのみ劣化している場合は、キャップの交換だけで正常な働きを取り戻せる場合があります。クーラント液(冷却水)の劣化
ラジエーター内部を循環してエンジン冷却を行うクーラント液が劣化して、ラジエーター内部に錆を引き起こし破損させてしまいます。クーラント液は低温でも凍らない不凍液と防錆剤が含まれており、特に防錆剤の劣化がラジエーターの破損を引き起こす原因になります。ラジエータータンクの空気溜まり
ラジエータータンク内にクーラント液以外に空気が含まれていると、この空気は高温高圧になるラジエーター内で熱膨張を起こし、クーラント液をラジエーター外部に放出してしまいます。これにより、ラジエーター内部に本来必要な量よりもクーラント液が減ってしまい、ラジエーター内部が異常高温となり破損してしまいます。飛び石
走行中に飛び石が直接ラジエーターに当たり破損してしまう事があります。 これはラジエーターが走行中の外気でも冷却を行うため、走行中に最も風を受けやすい車輌のフロントバンパーすぐ後に配置されているからです。 飛び石被害はフロントガラスがお馴染みですが、車両前方部分は全て飛び石のリスクに晒されています。 飛び石はフロントガラスを割ったりする威力がありますので、ラジエーターにも大きなダメージを与えてしまいます。 また一見して飛び石によりラジエーターに穴が開いたり亀裂が走ったりしていなくても、飛び石のダメージが元になり徐々に穴が開いたり亀裂が入る事もありますので、注意が必要です。ラジエーターの寿命は10年程度
エンジン回転中は常時高温高圧にさらされているラジエーターの寿命はおおむね10年前後です。 これは鋼板構造なので経年劣化が進んでいくためです。飛び石や事故による外圧を受けやすい位置に設置されており、クーラーント液の劣化により内部からも劣化しますので突如として穴が開いたり亀裂が走ったりすることもあります。 また、ラジエーター内のクーラント液をエンジンに循環させるアッパーホースとロアホースは、主に耐熱ゴム製の為、こちらも通常使用で10年程度の寿命です。 このホースが損傷してクーラント液漏れを起こすと、ラジエーター内部も異常な高温と高圧にさらされダメージを負います。この事から、一般的な使用であれば、やはりラジエーターの寿命は10年程度と考えるのが妥当だと言えます。ラジエーターは交換すべきか、乗り換えるべきか状況別の対処法
ここではラジエーターに故障が見つかった場合の2つの対処基準をご紹介いたします。新車から10年未満、10万キロ以内の車は交換
新車登録から10年未満、10万キロ走行以内の自動車の場合は、ラジエーターを交換した方がいいでしょう。 こういった自動車はある程度高額な修理費用がかかったとしても、引き続き一定期間乗り続けられるので費用対効果が高いと言えます。 ラジエーター以外の冷却系部品の消耗もまだそれほど進んでいないと考えられるので、やはり交換修理が最適解です。新車から10年以上、10万キロ以上走行の車は廃車して乗り換え
新車登録から10年以上が経過し、かつ10万キロ以上走行している車輌は、ラジエーターを交換せずに廃車にして乗り換える検討が必要です。 こういった車輌はよほどプレミアの付いた特殊な車輌以外、自動車としての価値がほとんど無くなっています。高額な修理費用をかけて修理を行っても費用対効果は伴わないでしょう。 また、ラジエーター以外にも、ラジエーターホースやサーモスタット等といった冷却系部品も交換が必要と考えられますので、修理費用はかなり高額になります。 もちろん、自動車にはラジエーター以外にも10年前後で寿命と言われる部品が多くあります。 このように年式が古く多走行の車輌はどうしてもランニングコストが年々上がりますので、やはりラジエーターの故障は乗り換えのタイミングだと考えた方がいいでしょう。
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