- エンジンからカラカラという異音がする
- エンジンの下に冷却水が滴っている
- エンジンがオーバーヒートしてメーター内の水温計がHに近づいている
この記事の内容が難しい方は?
中古車・廃車の買取を専門で行っている廃車本舗へお問い合わせ下さい。面倒な廃車手続きを代行させて頂きます。お電話の場合は0120-788-100 まで。メールで愛車の査定を希望される方はこちらから。廃車予定の事故車などが思わぬ高額買取となる場合もあります!
中古車・事故車・不動車・高年式・ボロボロの車も買取実施中!
買取価格を無料査定でチェック
目次
ウォーターポンプの交換費用
ウォーターポンプの交換費用は、車種や修理工場で違いがありますが、部品代と工賃を合算して概ね2万円~5万円とされています。ただ、これにラジエーターやタイミングベルトなどの周辺パーツの交換や修理がプラスされると金額は大幅にアップします。 車のエンジンは常に内部で燃焼を繰り返しているので非常に高温になっています。 ウォーターポンプは、エンジンのオーバーヒートを防ぐために欠かせない重要なパーツです。また、タイミングベルトやファンベルト、ラジエーターなどと連動しているので、交換には十分な知識や技術が必要となるために工賃も高くなるのです。 ただ、車の整備知識がある場合はご自身で交換することも可能です。その場合は部品代だけで済むので、安く済みますが注意点もあります。ウォーターポンプの交換を自分で行う場合
ウォーターポンプの交換を自分で行い場合の費用は部品代の1~2万円程度です。とはいえ、素人が自分で交換するのは、細かい部品の取り外しや組み直しをしなければならないので絶対にNGです。 また、ウォーターポンプの不調の原因が経年劣化の場合、他のパーツにも不具合が起きている可能性が高いので、それを見極める必要もあります。車の整備によほど慣れている人でないと無理な作業なのです。 それでもどうしても費用を抑えたいから、ウォーターポンプだけを購入して取付は自分でやりたいという方は以下の手順で自力で交換しましょう。 ウォーターポンプの交換の手順は以下のようになります。- ウォーターポンプ内の冷却水を抜く
- ラジエーターを取り外す
- タイミングベルトを取り外す
- ウォーターポンプを交換する
- 各部品を元通りにする
- ウォーターポンプに冷却水を入れ空気を抜く
ウォーターポンプの交換を整備工場や業者に依頼する場合
ウォーターポンプの交換を業者に依頼する場合は、ウォーターポンプだけなら部品や工賃含め25,000円程度です。 しかし、ウォーターポンプ故障時にはそれに付随するタイミングベルトの交換も必要な場合があり、10万円以上かかる可能性もあります。 ウォーターポンプの交換には、以下の部品の交換が必要になる可能性が高いです。- ウォーターポンプ
- 冷却水
- タイミングベルト
- ファンベルト
- ベアリング
- パワーステアリングベルト
- エンジンオイル
ウォーターポンプの交換サイン4つ
ウォーターポンプの交換のサインとなる4つの症状について説明します。どれか一つでも当てはまるようなら早急に整備工場や業者に相談しましょう。エンジン付近から今まで鳴らなかった異音がする
エンジン付近から今まで鳴らなかった異音がする場合は、ウォーターポンプの故障の可能性があります。ウォーターポンプが不調になってくると、以下のような音がなります。- キーン
- ガラガラ
- カラカラ
警告灯の1つである水温警告灯が点灯する
ウォーターポンプの性能が落ちて、エンジンを十分に冷却できなくなると、警告灯の1つである水温警告灯が点灯します。 警告灯の表示は車種により多少の違いがありますが、概ね、「H(高温)」と「C(低温)」に分かれています。 正常であれば水温計の針はHとCの中間あたりを指していますが、エンジンが高温になると水温計の針がHマークに近づくか、水温計マークが赤に点滅・点灯します。 水温警告灯が点灯するということは、ウォーターポンプの不調はかなり深刻な状態です。この状態で走行を続けるとエンジンがオーバーヒートして焼き付くと最悪の場合はエンジンの載せ替えが必要になります。冷却水が駐車中に漏れている
駐車中の車の下に赤や緑の色が付いた水が溜まっていたら、ウォーターポンプが故障して冷却水が漏れている可能性があります。 ウォーターポンプの故障である場合の他、ラジエーター本体やホース、ヒーターホースなどの破損も考えられます。エンジンがオーバーヒートしてしまう前に、すぐに整備工場に相談しましょう。 また、停車中にエンジンルーム付近から甘い匂いがする場合も冷却水が漏れている可能性があるので、チェックしておきましょう。シャフトベアリングの破損している
シャフトベアリングに破損や摩耗があると、ウォーターポンプは正常に機能することができなくなります。 シャフトベアリングはウォーターポンプの心臓部ともいえる重要な部品で、回転するウォーターポンプの軸を支える働きをしています。軸はベアリングによって摩擦が軽減され駆動することができるのです。 このように、ウォータポンプの交換と密接に関係しています。シャフトベアリングがウォーターポンプの寿命を決めているといっても過言ではありません。ウォーターポンプが故障する原因は冷却水の劣化がほとんど
ウォーターポンプの故障原因として一番多いのが冷却水の劣化です。ウォーターポンプは、冷却水をエンジン内で循環させることで適温を保っています。 しかし、使用期限を過ぎた古い冷却水がウォーターポンプを循環すると、内部の金属が腐敗させ、水漏れが発生します。 水漏れにより冷却水が減少すると、ウォーターポンプはエンジンを冷やすことができなくなり、エンジンはオーバーヒートしてしまうのです。 そのために、ウォーターポンプを故障させないためには冷却水の定期的な交換が必要になります。 交換時期は赤や緑は2年、青やピンクは7年~10年が交換というように、色分けされています。 また、交換する際にはもともと入っていた冷却水と同じ色のものを選んでおくと、冷却水が漏れた時に判断しやすいです。ウォーターポンプは交換して乗り続けるか廃車して乗り換えるかどっちがいい?
ウォータポンプが故障した時に交換して乗り続けるか、廃車して乗り換えるべきかを判断するポイントを説明します。 自分の車にとって、どちらがベストな選択なのかを判断する際の参考にしてください。新車購入から10年、10万キロ走行以内の場合は交換して乗り続けるべき
新車購入から10年、10万キロ走行以内というのが、ウォータポンプを交換して乗り続けてもいいボーダーラインです。 一般的に車の寿命は10年といわれますが、日頃のメンテナンスや整備、車の乗り方などで大きく違ってきます。 しかし、車の買取価格は10年10万キロ走行を過ぎると大幅に安くなってしまうのです。値段が付かないこともめずらしくありません。 ですから、新車購入から10年以内であれば、ウォータポンプなど高額な費用がかかる交換をしても乗り続けるべき時期といえるのです。 とはいえ、10年目ギリギリでウォーターポンプ以外にもカーナビやエアコン、タイミングベルトが故障、あるいは不調の場合は乗り換えも検討しておきましょう。新車または中古車購入から10年、10万キロ走行以上の場合は乗り換えるべき
新車または中古車購入から10年、10万キロ以上経過している場合は、ウォータポンプを交換せず、車を乗り換えるべきです。 車は10年、10万キロ以上も乗っていると、あちこちの部品が経年のため劣化してきます。目視では確認できない部分にも錆びつきや腐食が起こるようになります。 特にウォータポンプのようにエンジンの性能に直結するような部品は、タイミングベルトなど交換に高額な費用がかかるものと関連しているため注意が必要です。 また、車は10万キロを超えたあたりで、交換部品が多くなります。これについては、以下の記事を参考にしてください。 関連記事:10万キロを超えた車の交換部品はどれ?費用や交換すべきかを判断する基準を解説 もし、10年以上または10万キロ走行まで乗り続けたタイミングでウォーターポンプの故障が見られたら廃車にして乗り換えを検討しましょう。 関連記事:車の廃車の費用相場を徹底解説!手続き別で必要な費用も詳しく紹介まとめ:異変に気づいたらすぐにウォーターポンプを交換しよう
ウォーターポンプを交換しようとする時、ウォーターポンプ単体であれば2~5万円程度ですが、他の部品の劣化や故障している可能性が高いので、それ以上の金額になる場合もあります。 常日頃からウォーターポンプの交換サインを見逃さず、故障する前に対処することが交換費用を抑える最大のコツになります。 交換費用が高額になる場合、新車購入から10年以内であれば交換して乗り続けるべきですが、10年以上になる場合は乗り換えることをおすすめです。 ただ、丁寧にメンテナンスされた車であれば10年以上乗れるために、ウォーターポンプの故障が見られたらまずは整備工場で見てもらいましょう。 しっかりとメンテナンスして長く車に乗りたい方は以下の記事も参考にしてください。 関連記事:過走行車はこまめにメンテナンス|故障を未然に防ぐチェックポイントも解説
この記事の内容が難しい方は?
中古車・廃車の買取を専門で行っている廃車本舗へお問い合わせ下さい。面倒な廃車手続きを代行させて頂きます。お電話の場合は0120-788-100 まで。メールで愛車の査定を希望される方はこちらから。廃車予定の事故車などが思わぬ高額買取となる場合もあります!
中古車・事故車・不動車・高年式・ボロボロの車も買取実施中!
買取価格を無料査定でチェック