タイミングベルトを採用したエンジンが搭載されている多くの車両では、10万キロ走行時か10年経過時にタイミングベルトの交換が推奨されています。
ただ実際に10万キロを走行した時点で断裂するものでもありませんし、10年経過と共に断裂するものでもありません。しかし、様々な原因でタイミングベルトが断裂する時はやってきます。
そこでこの記事では、
- タイミングベルトが切れた場合のすぐにできる対処法
- タイミングベルトが切れた車の処理方法
中古車・廃車の買取を専門で行っている廃車本舗へお問い合わせ下さい。面倒な廃車手続きを代行させて頂きます。お電話の場合は0120-788-100 まで。メールで愛車の査定を希望される方はこちらから。廃車予定の事故車などが思わぬ高額買取となる場合もあります!
目次
タイミングベルトは切れる予兆なしに突然切れる
タイミングベルトはエンジン内部で回転しているので、目視での点検が出来ず、更に高耐久のゴムで出来ているが故に、何の前触れもなく突如として断裂してしまいます。
タイミングベルトが採用されたエンジンを搭載した車両の多くは、10万キロ走行時にタイミングベルトの交換時期を知らせる「T-BELT」と表示されたチェックランプが点灯しますが、これもタイミングベルトの劣化を知らせてくれるものではありません。
特にエンジンオイルを適切な時期に交換していない場合、タイミングベルトに余計な負荷をかけているために要注意です。他にも、エンジンオイルや冷却水漏れによってタイミングベルトに負荷をかけていると、10年10万キロを待たずに5~6万キロ程度の走行距離でも突然切れてしまう事もあります。
タイミングベルトが切れた時の対処方法を手順ごとに紹介
タイミングベルトが切れるとエンジンが回転を保てなくなりすぐさまエンジンストップします。
どう頑張ってもタイミングベルトが切れた状態でエンジンが再始動することは100%ありません。
ですので、むやみにアクセルを踏まず、エンジン内部にダメージを与えないようにしましょう。
手順1.なるべく道路の脇に止める
エンジンが高回転になる走行中にタイミングベルトは切れやすく、走行中にエンジンストップしてしまうとパワステが利かずかなり混乱してしまいます。すぐにハザードをたいて、「停車すること」を後方車両に伝えましょう。
まずは落ち着いて、道路脇に停車して安全を確保してください。エンジンがストップしてもブレーキは確実に利きますので安心してください。
ただ、稀に信号待ち等のアイドリング中にタイミングベルトが切れてエンジンストップしてしまう事もありますので、この場合はもはやレッカー車の到着を待つより他ありません。ハザードランプを点灯させ車内で待機しましょう。
手順2.信頼できる修理工場or自動車保険会社に連絡する
タイミングベルトが切れてしまった後は、エンジンが再始動する事は100%ありませんのでその車両の自走は不可能となります。
あなたのできることは「出来るだけ急いでレッカー車を手配する」ことです。
レッカー車を呼ぶ方法としては、以下の3つが挙げられます。
- 保険会社
- 修理工場
- 馴染みのディーラーor中古車ショップ
オススメは、自動車保険会社に電話することです。レッカーの手配から特約でレッカー費用の保証までしてくれます。ただ、全ての自動車保険に特約が付いているわけではないので、まずは保険会社に連絡し、確認してみてましょう。
これに付いては以下で詳しく説明します。
また、ある程度タイミングベルトの断裂を予想していたような古い車の場合は、修理をせずに始めから廃車の手続きをしてもいいでしょう。こういった場合は、廃車買取店に直接廃車の依頼をかけエンジンストップした現場まで引き取りに来てもらう事もできます。
中古車・廃車の買取を専門で行っている廃車本舗へお問い合わせ下さい。面倒な廃車手続きを代行させて頂きます。お電話の場合は0120-788-100 まで。メールで愛車の査定を希望される方はこちらから。廃車予定の事故車などが思わぬ高額買取となる場合もあります!
意外と使える自動車保険の無料ロードサービス
タイミングベルト切れによってエンジンストップしてしまった車のレッカー移動は、JAF等が有名ですが、会員でないと結構高額なレッカー費用がかかってしまいます。そんな時オススメなのは、自動車保険についている無料のロードサービスです。
現在、ほとんどの自動車保険には無料で使えるかなり便利なロードサービスがあります。一定の距離まではレッカー移動も無料で対応してくれますので、始めから廃車を考えている場合はカーショップに入庫せずに、一旦自宅迄無料でレッカー移動させてもらう事も一つの方法だと言えますね。
タイミングベルトが切れた車の処理方法
タイミングベルトが切れてしまった後は、以下2つの処理があります。
- 修理
- 廃車
タイミングベルトを交換する場合
「タイミングベルトを修理、交換してこれからも乗り続けたい」方は、修理、交換を検討しましょう。ただ、タイミングベルトを交換する場合は、エンジン内部のダメージの有無を確認し、更に切れてしまったタイミングベルトのクリーニングを行いながら交換していきますので、通常の交換工賃よりも割高になってしまいます。
軽自動車の場合でも交換作業だけで5~6万円程度必要になり、普通車の場合では10万円以上はかかります。
更に、プーリーやウォーターポンプといったタイミングベルトと同時交換が推奨されている部品も交換すると、追加費用として3~4万円程度必要になってきます。
また、エンジンの種類によってはタイミングベルト断裂によって確実にエンジン内部にダメージが残るものもあります。こうなるとタイミングベルトを交換したところで正常なエンジン回転は出来なくなり、一般的にはエンジンの載せ替えが行われます。
エンジン自体が高額なうえに交換工賃も非常に高額になりますので、軽自動車でさえ20万円以上の費用を要し、普通車となると車種によっては40万円~50万円程度必要になります。
そのため、もう二度と手に入らないような車でない限り、タイミングが切れた車を廃車する。その余剰金で車を乗り換える方は断然お得です。
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廃車にして新しい車に乗り換える場合
「タイミングベルトが切れたら、新車に乗り換えよう」と考えていた方は、廃車がオススメです。
その理由は、10年で10万キロ走行を超えると切れるタイミングベルトですが、それ以外にも故障箇所が増えるからです。
タイミングベルトだけを交換しても、次にウォーターポンプが破損した、オルタネーターが故障した、などさまざまな部品が交換するのです。
以下の記事でも説明している通り、10年10万キロを超えた車の修理費用はトータルで30万円以上することもあります。
関連記事:10万キロを超えた車の交換部品はどれ?費用や交換すべきかを判断する基準を解説
タイミングベルトが切れた車でも、高額で買い取ってもらえる可能性があるからです。
ただ、廃車にする場合に限って言えば、新車販売ディーラーは最もおススメ出来ません。なぜならほとんどの新車ディーラーでは、廃車をする際に手数料がかかるからです。そのため、廃車価格と手数料を差し引き、結局は無料引き取りに近い金額にしかなりません。
では廃車は自分でやると安く出来るのか?実はこれも手間がかかるだけでそれほどお得感はありません。
オススメは、廃車買取専門店に依頼することです。
廃車本舗のような廃車買取専門店は、廃車費用を請求されるどころかタイミングベルトが切れてしまったような不動車でさえ買取可能です。これは、廃車買取専門店が動かない車であっても鉄スクラップ化や中古パーツ化をして再販出来るノウハウを持っているから出来るビジネスモデルなんですね。
特に廃車本舗は全国に3か所も自動車解体工場を有していますので、自社で自動車解体を行う事で余計な中間マージンを省き、より高値での廃車買取を実現しています。
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まとめ
タイミングベルトが切れてしまった後は、どんな車両であってもかなり高額な修理費用が必要になりますので、余程愛着や思入れがある自動車以外は廃車にして乗り換えを検討する方が無難だと言えます。ただ、廃車を新車ディーラーに依頼すると廃車費用を請求されてしまいますので、廃車は壊れて動かない車でも買い取ってもらえる廃車買取専門店に依頼しましょう。
特に全国3か所に自社解体工場を有する廃車本舗は、余計な中間マージンが一切不要なビジネスモデルを構築していますので、タイミングベルト切れで動かなくなった自動車でも高価に買い取ってもらえます。もちろん出張査定は無料なので、動かなくなった自動車でも安心して査定を依頼出来ます。