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車庫証明とは

一般的に車庫証明として広く知られているこの制度の正式名称は、「自動車の保管場所の確保等に関する法律」や「保管場所法」と呼ばれます。 路上駐車が全国的に深刻な問題となった昭和３０年代に施行された法律で、普通自動車取得の際に、車庫の確保を義務付けた法律となっています。 自宅住所から２ｋｍ以内の車庫であれば車庫証明は申請可能です。 車庫を確保せずに自動車を取得し、悪質な違法駐車を行った場合は、道路交通法上の一般的な駐車違反とは違い、車庫法違反で行政罰のとして２０万円以下の過料の支払いや３か月以下の懲役が科せられる事があります。 車庫証明取得の為だけに駐車場を借り、その後にすぐに駐車場の解約を行う行為は車庫飛ばしと呼ばれ、車庫法違反となりますので注意が必要です。

車庫証明の抹消が必要なケースと不要なケース

車庫証明の抹消が必要なケースと不要なケースは以下の通りです。

• 車を廃車した場合は車庫証明の抹消登録が必要
• 車を乗り換える場合は車庫証明は不要

車を廃車した場合は車庫証明の抹消登録が必要

車を廃車した後は車庫証明の抹消が必要です。 廃車すれば車はなくなりますが、車庫証明を抹消していないと、登録上では駐車場にくるまがあるもの、として認識されます。 この場合、新たに車を購入しても車庫証明を抹消していないため、その場所に新規で車庫証明を取得することができません。 ただ、車庫証明の抹消は「今後車に乗る予定がある」人はやっておくべきですが、車に乗る予定がないのであれば抹消する必要はありません。 車を廃車して止める車がないのであれば放置していても問題ないのです。ただし、車庫証明の重複は処罰の対象となるため、「廃車後に乗り換える車がある」という方は車庫証明の抹消を行いましょう。

車を乗り換える場合は車庫証明は不要

車を売却する場合は、買取先の業者や車の購入車は車庫証明を上書きするため、ご自身で車庫証明の抹消を行う必要はありません。 ただし、売却予定の車がボロボロで新たに購入者がつかない場合は廃車対応となる可能性があります。 この場合はで買取先の業者から車庫証明の提出を求められる可能性があります。もしも売却予定の車に買取価格がつかず、廃車対応をとなる場合は車庫証明を準備しておきましょう。

廃車後に新たに車庫証明を取得する方法

廃車後に新たに車庫証明を取得する方法は以下になります。

• 必要書類の準備
• 車庫証明の申請
• 車庫証明の受け取り

廃車後の車庫証明の取得手続きは通常の方法と変わりませんが、こちらでおさらいしておきましょう。

必要書類の準備

車庫証明を取得するには以下の書類が必要になります。管轄の警察署に出向き、必要書類一式をもらっておきましょう。

車庫証明は自身も所持している土地で取得する場合と賃貸で駐車場を借りている場合とでは、必要書類が異なるので注意が必要です。

車庫証明の申請

必要書類を揃えたら管轄の警察署に出向き、申請を行いましょう。申請時には以下の2点に注意してください。

• 受付時間：平日9時〜17時(土日祝休み)
• 手数料：2,000円〜3,000円

管轄の警察署によって費用が異なりますので、申請先の警察署のホームページで確認しておきましょう。

車庫証明の受け取り

申請してから1週間ほどで車庫証明が発行されます。連絡がきたら警察署に出向き、車庫証明を受け取ります。 この際、標章交付手数料として550円が必要になりますので、財布の準備も欠かさないようにしましょう。 この時に交付されるものは以下になります。

発行物	内容
自動車保管場所証明書（車庫証明書）	自動車の登録に必要な書類
保管場所標章番号通知書	車庫証明の交付を証明する通知書
保管場所標章	車のリアガラスに貼り付けるステッカー

軽自動車の廃車の場合

普通自動車を取得する場合は、車庫証明の申請は必ず必要になります。しかし、軽自動車の場合は、市区町村によって車庫証明の申請が必要なところと不要なところに分かれています。 特に県庁所在地以外の地方都市では、軽自動車の車庫証明申請が不要な市区町村が多くなっています。 軽自動車の車庫証明申請が不要な市区町村にお住まいで、軽自動車の廃車を行う場合は、言うまでもなく車庫証明に関して何の手続きも不要です。 軽自動車でも車庫証明申請が必要な市区町村の方が廃車を行った場合は、念のために、廃車を行った自動車の登録番号と車台番号は控えておきましょう。乗り換えの時に必要となります。

まとめ

自動車取得時によく聞く馴染みの深い車庫証明の申請ですが、これは法律によって定められた制度です。 軽自動車の場合は車庫証明申請が不要なエリアもあります。車庫証明は車庫を確保している事を証明する為の申請なので、抹消や解除をする申請はありません。 廃車の際は、念のために登録番号と車台番号だは控えておきましょう。 廃車には煩わしい手続きがありますが、廃車本舗ではちょっとした疑問にも専門スタッフが丁寧にお答え致します。 廃車に関するお悩みは、廃車本舗の知識と経験豊富な専門スタッフに相談して解決されてはいかがでしょうか。 廃車に関する質問は、お気軽にお電話でお問い合わせください。査定もお悩み相談も無料でご対応致します。