廃車をする時の必要書類を調べると必ず記載されているリサイクル券。車検証入れの奥底に眠っている場合が多いですが、車検証とは違い廃車時にしか出る幕がない書類ですので、聞きなれない見慣れない書類だと言えます。このリサイクル券についての疑問はかなり多いかもしれません。そもそもリサイクル券って何?リサイクル券紛失でも廃車できますか?リサイクル料金は戻ってきますか?今回はリサイクル券にまつわる疑問についてお答えします。
中古車・廃車の買取を専門で行っている廃車本舗へお問い合わせ下さい。面倒な廃車手続きを代行させて頂きます。お電話の場合は0120-788-100 まで。メールで愛車の査定を希望される方はこちらから。廃車予定の事故車などが思わぬ高額買取となる場合もあります!
目次
そもそもリサイクル券って何?
2005年に自動車リサイクル法が施行され、自動車を解体する時に必要な自動車をリサイクルする時に必要な費用を、自動車取得時に所有者が支払う事が義務化されました。このリサイクルに必要な費用がリサイクル料金であり、リサイクル料金の支払いがしっかりと成されている事を証明しているのがリサイクル券です。
リサイクル券紛失でも廃車可能ですか?
廃車をする際の必要書類のひとつであるリサイクル券ですが、実は無くても廃車は可能です。リサイクル料金の支払いの有無は、公益財団法人自動車リサイクル促進センターできっちりと管理されていますので、紛失した場合は自動車リサイクルシステムのホームページでリサイクル料金の預託の有無だけ調べておけば事足ります。
ただ、万が一廃車しようとする車にリサイクル料金が預託されていない場合、これはリサイクル料金を廃車時に支払う必要がありますのでご注意下さい。 →いざという時に紛失!?リサイクル券がない時の廃車方法
リサイクル料金は戻ってきますか?
リサイクル料金の返還については、各種サイトで説明がばらばらになっている場合が多く、なかなか最終的な扱いが分かり辛くなっていますよね。まずはリサイクル料金について簡単に纏めてみます。
- リサイクル料金の支払いは新車中古車関係なく取得時に
- リサイクル料金は新車取得時に預託した金額を引き継ぐ
- リサイクル料金は廃車時に使われる
- リサイクル料金は自動車輸出時も扱いが2パターン存在する
また、自動車リサイクルシステムのホームページには
「リサイクル料金を支払ってあるクルマを他の人に売る場合は、次の所有者の方から、車両部分の価値金額に加えて、リサイクル料金相当額を受け取る権利があります。」
これを踏まえてリサイクル料金の返還の有無について考えてみます。
リサイクル料金が返還される場合
廃車をせずに明らかに中古の自動車として利用価値がある車を売却する場合、自動車の売買価格とは別にリサイクル料金を買い手に請求する事が出来ます。ただ、中古車買取の取引慣習として、リサイクル料金は自動車の買取価格に含まれる事が多いのも事実です。自動車売却の際は、売却前にしっかりとこのポイントについて調べておきましょう。
また、自動車の原形を留めたまま海外に輸出される場合もリサイクル料金は返還されます。廃車時に唯一リサイクル料金が返還されるのは、廃車しようとしている車が海外に原形を留めたまま輸出されるレアなケースの場合だけです。
リサイクル料金が返還されない場合
リサイクル料金は自動車解体時に利用されるお金で、自動車の最後の所有者が負担するお金です。したがって、自動車の解体を伴う廃車を行う場合、基本的にはリサイクル料金は返還されません。また海外に輸出される場合でも、いくつかのパーツに分けて輸出される場合、自動車を解体したとみなされるので、こちらの場合もリサイクル料金の返還はありません。
まとめ
自動車廃車時の還付金制度を調べると、各社詳しく説明があるのにリサイクル料金の返還についての記載が少ないのは、基本的に廃車時にはリサイクル料金の返還が無いからなんです。
廃車時にリサイクル料金が返還される可能性があるのは、原形を留めたまま輸出されるかなりプレミアムな車両だけだとも言えます。
ただ、廃車ではなく価値の残っている車を売却する際はリサイクル料金相当額を受け取る権利はありますので事前に買い手売り手で協議が必要です。
廃車買取専門店である廃車本舗には、知識と経験豊富な専門スタッフが在籍しておりますので、廃車に関するご質問はいつでもお答え致します。廃車についてふと疑問に思った事があれば、お気軽にメールかお電話でお問合せ下さい。
中古車・廃車の買取を専門で行っている廃車本舗へお問い合わせ下さい。面倒な廃車手続きを代行させて頂きます。お電話の場合は0120-788-100 まで。メールで愛車の査定を希望される方はこちらから。廃車予定の事故車などが思わぬ高額買取となる場合もあります!