お車を購入する際に現金一括払い以外にもローンで支払う事も多いです。
新車で買うなら軽自動車でも100万円前後、ファミリーカーサイズなら数百万円もします。
住宅や車を購入する際にローンを利用する方が多いですが、ローンで買った車にはある注意事項があります。
今回はローンを利用して購入した自動車のローン中の廃車や売却についてご紹介させて頂きます。
中古車・廃車の買取を専門で行っている廃車本舗へお問い合わせ下さい。面倒な廃車手続きを代行させて頂きます。お電話の場合は0120-788-100 まで。メールで愛車の査定を希望される方はこちらから。廃車予定の事故車などが思わぬ高額買取となる場合もあります!
目次
ローン中の車を廃車や売却するために車の所有者を確認する方法
自動車購入後に車検証をじっくりと確認する方は意外と少ないかもしれません。
どんな事が記載されているか把握している方の少ない車検証ですが、ローン中の自動車を廃車や売却する場合、まずは自分が乗っている自動車が誰の所有物なのか車検証で確認してみましょう。
ローンを使って購入したからもちろん自分の所有になっていると思われる方がほとんどかもしれませんが、実はローン利用で自動車を購入した場合、自分の所有になっていない事が多くあります。
車検証にはその車の所有者と使用者の2つの記載があり、ローンを利用して購入した場合、所有者欄にローン会社や新車ディーラーの名前が入り、自分の名前は使用者欄に記載されている場合がほとんどです。
借入金額が大きくなれば貸し付けに対する担保の意味合いで、その車の所有をローン会社が行います。
これは「所有権設定」と呼ばれます。
逆にローンを利用しても、50万円程度の小口の借り入れに対してや、銀行でお金を借りて車を購入した場合は所有権設定が行われない事がほとんどですので、この場合は所有者も使用者も自分の名前が記載されています。
ローン利用中の自動車は、売却・廃車前にまずはその自動車の所有者を把握しましょう。
自分が車の所有者ではない場合は廃車や売却できない
所有者がご自身ではない車を勝手に廃車や売却することはできません。 車の所有者は車検証で確認できますが、ここに記載されている名前が自分以外の企業の名前などである場合はローンが残っているため車の廃車や売却はできません。 ローンを組んでいる場合は車を購入したディーラーやローン会社の名称が記載されている場合があります。 この場合、車は他人の所有物になるため、勝手に廃車や売却をすることはできません。 ただし、ディーラーやローン会社の所有権設定を解除して車をご自身の名義にすれば廃車や売却することも可能です。 方法は今あるローンを一括返済することです。 ローンを一括返済すれば完済証明書が届き、所有権の変更が可能となります。 ただし、ローンの完済から「完済証明書」が届くまで時間がかかる場合があるので急いで廃車や売却したい場合には注意が必要です。ローン完済後の注意点
ローンを利用して自動車を購入し、所有権設定がされた自動車は、ローンを完済しても、自動的に自分の名義に変更されることは決してありません。
つまりローン完済後も所有者はローン会社や新車ディーラー名義になっています。
ローン完済後は自分から借入先に名義変更したい事を伝えて手続きを行わないと、所有者が変わる事は無いのです。
ローン完済後に所有者名義を変えていない方は、早めに所有権設定解除を行っておきましょう。
所有者の許可が得られない場合はローン中の車を廃車や売却できない
廃車というのは車という財産を処分して無くしてしまうことになるので、所有者の許可を得ずに行うことは基本的にできません。 廃車を行うにはまず、所有者の許可が必要となります。 許可がもらえない場合は廃車にはできないと考えましょう。 ローン会社を友人や知人におき換えるとわかりやすいですが、友人や知人が所有している車をあなたが廃車にすることができないのと同じ理屈です。ローンの残っている車を廃車や売却できない場合の対処法
「ローンの組み替え」を利用して銀行などから借り入れてローン会社へ返済すれば、所有権を解除できます。 もちろん、自動車ローンは自動車の所有権を留保することによって、ある程度金利が低く設定されているのが普通ですので、ローンの借り換えや組み替えを行う場合には、金利が高くなることは覚悟しなければなりません。 ただ、借り換えを行う銀行や業者によっては、ローンにかかる金利よりも低い可能性があり、最終的な利息の支払いが安くなる可能性があります。 ローン借り換えの手順は以下になります。- 仮審査の申し込み〜審査
- 借り換え元への連絡
- 正式審査の申し込み
- 借り換えの正式契約
- 本人確認資料の写し(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード)
- 健康保険証
- 勤続年数を確認できる書類の写し(健康保険証、勤務先が記載された年金定期便、個人事業主の開業届など)
- 借り換えたいローンの返済予定表、全額繰り上げ返済試算表など
- 借り換えたいローンの返済状況がわかる、返済用口座の通帳の写し
- 所得証明書(源泉徴収票、住民税決定通知書、確定申告書など)
- 車検証の写し
- 銀行の届け印
ローンの一括返済ができない場合は相談すれば所有権を変更してもらえる可能性がある
ローンを一括返済しようにも、ローンの残債が大きすぎて手持ちの資金では返済することが難しい場合、ディーラーやローン会社に相談することで所有権を変更してもらえる可能性があります。 たとえば、ゲリラ雷雨などの災害で水没して廃車になってしまった場合、事故を起こして車を廃車にしなければならない場合などが考えられます。 その場合には、ディーラーやローン会社に事情を説明して、所有権設定を解除して貰うように交渉する方法があります。 もちろんその場合には、「車を永久抹消する」ことと、「ローンは完済まで支払う」事が条件となります。 ディーラーやローン会社がやむをえないと判断した場合には所有権設定を解除して貰え、廃車や売却することができるでしょう。まとめ
銀行などでお金を借りた場合で所有者が自分になっている自動車は、ローンを完済していなくても売却や廃車手続きを完了することが可能です。
ローン会社でローンを組んでいる場合は、所有者名義が自分では無い場合、ローンを完済するか特例的に所有権設定解除を認めてもらい廃車や売却を行いましょう。
弊社「廃車本舗」ではお車の売却や廃車を行っております。
ローン支払い途中のお車の売却や廃車のこともお気軽にご相談ください。
中古車・廃車の買取を専門で行っている廃車本舗へお問い合わせ下さい。面倒な廃車手続きを代行させて頂きます。お電話の場合は0120-788-100 まで。メールで愛車の査定を希望される方はこちらから。廃車予定の事故車などが思わぬ高額買取となる場合もあります!