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目次
【状況別】車の寿命を判断する3つのタイミング
まずは一般的な車の寿命を判断する3つのタイミングをご紹介します。走行距離で考える車の寿命のタイミング
一般的には走行距離が10万キロを超える場合、寿命を考えるタイミングといえます。 しかしそれは、日本の考え方です。海外では車の走行距離が10万キロを超えることは珍しくありません。 ただ、たとえ走行距離が10万未満でも、メンテンナンスのしにくいエンジンなどの故障が多い場合は廃車を視野に入れましょう。使用年数で考える車の寿命のタイミング
そもそも使用年数とは、新車の新規登録時点(最初の新規検査)からカウントします。たとえば、4年落ちの中古車を7年間使用した場合、使用年数は「4年+7年=11年」になります。 使用年数で考える車の寿命タイミングは次のとおりです。- 使用している車種が生産中止となった場合
- 使用年数に伴い増税される場合
自動車税
そもそも自動車税は軽自動車を除いた車に対して課税される税金です。自動車の種類に応じて、次のとおりです。自動車の種類 | バス・トラックの税率 | その他の税率 | |
ディーゼル車 | 新車新規登録から11年を経過する自動車 | おおむね10%重課 | おおむね15%重課 |
ガソリン車,LPG車 | 新車新規登録から13年を経過する自動車 |
軽自動車税
軽自動車税は軽自動車に対して課税される税金です。車の種類と最初の新規検査をした日に応じて、次のとおりです。車種区分 | 税率(年税額) | |||||
平成27年3月31日までに最初の新規検査をした車両 | 平成27年4月1日以後に最初の新規検査をした車両 | 最初の新規検査から13年を経過した車両 | ||||
軽自動車 | 三輪 | 3,100円 | 3,900円 | 4,600円 | ||
四輪以上 | 乗用 | 営業用 | 5,500円 | 6,900円 | 8,200円 | |
自家用 | 7,200円 | 10,800円 | 12,900円 | |||
貨物用 | 営業用 | 3,000円 | 3,800円 | 4,500円 | ||
自家用 | 4,000円 | 5,000円 | 6,000円 |
自動車重量税
自動車重量税は車検をするタイミングで車の重量に応じて課税される税金です。エコカーを除いた自家用車を例にすると次のとおりです。1年自家用(継続検査等時) | |||
車両重量 | 通常の税額 | 13年経過 | 18年経過 |
0.5t以下 | 4,100円 | 5,700円 | 6,300円 |
~1t | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
~1.5t | 12,300円 | 17,100円 | 18,900円 |
~2t | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
~2.5t | 20,500円 | 28,500円 | 31,500円 |
~3t | 24,600円 | 34,200円 | 37,800 |
維持費用で考える車の寿命のタイミング
そもそも車の維持費用はおもに次のものが挙げられます。- タイヤの交換費用
- バッテリーの交換費用
- タイミングベルトの交換費用
- ブレーキパットの交換費用
- ブレーキフルードの交換費用
- ワイパーゴムの交換費用
- エアコンの修理費用
- 法定費用:自動車重量税、自賠責保険、印紙代
- 車検基本費用:業者へ支払う点検費用、事務手数料
- 部品交換費用:車検に伴う各種部品の交換費用
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車の寿命サイン4つを紹介
ここからは、車の寿命サインである4つのポイントについて解説します。 車の寿命は突然やってきますが、一番困るのが古い車の場合は修理やメンテナンスのためのパーツが手に入らないことです。 メーカーは新車を開発、販売し、今までの車種の製造を中止します。そのため、今までの車種が人気車でもない限り、その車に対する車のパーツ・部品の生産も中止するのは当然でしょう。 たとえば、10年使用している車の部品が故障したとします。その部品の生産が中止されれば、供給が受けられず、使用不能を余儀なくされます。 このように、車の寿命はパーツ・部品に左右されます。 特に車の寿命はパーツごとの故障により、乗りたくても修理費用が高額になり、寿命がきてしまうことがほとんどです。車の寿命ポイント1.エンジンの不調
エンジンの不調は車の寿命を決定づけるポイントになります。 車を走行させるために最も重要なパーツになるため、エンジンのオイル漏れや部品の交換では治らない故障が起きた場合には車の寿命と考えられるでしょう。 エンジン部分の故障だけであれば、搭載されているエンジンを新しいものに交換すれば走行可能ですが、エンジンの交換費用は50万円から80万円を超えるので新車を購入した方が経済的です。車の寿命ポイント2.バッテリー関連の故障
車の電力供給源となっているバッテリーですが、バッテリーあがりや関連パーツの故障がある場合は車の寿命と考えられます。 バッテリー単体であれば交換費用も1万円以内で交換できますが、バッテリーを充電するオルターネーターが故障してしまった場合は、交換費用が5万円以上と高くなります。 まだ新しい車やレアなクラシックカーであれば交換を進めますが、人気のない古い車であれば買い替えた方が経済的です。車の寿命ポイント3.タイミングベルトの劣化や故障
タイミングベルトはエンジンの燃焼を助けるバルブを開閉を行うパーツです。これはゴムベルトになっており、10万kmの走行で交換が推奨されています。 このベルトは丈夫なゴムでできているためにほとんど切れることはありませんが、10年以上、または10万km以上走行している場合は突然切れてしまう可能性があります。 タイミングベルトの交換費用は軽自動車であれば3万円程度、普通車は6万円となっており、費用がかさみますので、こちらも車の寿命と考えられるでしょう。 関連記事:【緊急】タイミングベルトが切れた時の対処法を手順ごとに紹介!車の寿命ポイント4.タイヤの消耗
タイヤの消耗による交換が発生する場合も車の寿命と考えられます。タイヤは1本ひび割れやスリップサインが現れた時、走行中に支障をきたすため定期的な交換が必要なります。 基本的には5年に1回程度の交換が必要ですが、車の車種によってはタイヤの交換費用は10万円を超える場合があります。 古い車であれば、タイヤの交換を10万円でするよりも新しく車を買い替えた方がいい場合もあるので、タイヤの消耗も車の寿命として考えられます。廃車の走行距離と年式を計算
廃車するタイミングはいろいろな考え方があります。そのため、かえって廃車するタイミングについて迷う人がいるのではないでしょうか。例として、廃車本舗の買取事例を紹介します。 車種ごとの走行距離と年式で買取事例を見みていきましょう。車種 | 走行距離 | 年式 |
日産 ブルーバードシルフィ | 200000km | 2005年 |
三菱 ランサーセディアワゴン | 120000km | 2000年 |
AZ-ワゴン | 120000km | 1997年 |
ホンダ フィット | 80000km | 2003年 |
スバル インプレッサスポーツワゴン | 100000km | 2001年 |
トヨタ コンフォート | 10000km | 2002年 |
日産 バネット | 60000km | 2004年 |
ホンダ オデッセイ | 120000km | 2004年 |
ダイハツ ミラ | 10000km | 2004年 |
トヨタ bB | 120000km | 2001年 |
マツダ ベリーサ | 120000km | 2006年 |
ダイハツ ムーヴ | 140000km | 2009年 |
トヨタ イプサム | 140000km | 2002年 |
日産 キューブ | 120000km | 2003年 |
ダイハツ タント | 140000km | 2004年 |
日産 ノート | 140000km | 2008年 |
ホンダ オデッセイ | 160000km | 2004年 |
マツダ カペラ | 90000km | 2000年 |
トヨタ エスティマL | 200000km | 2004年 |
三菱 ランサーセディアワゴン | 160000km | 2003年 |
三菱 ミニカ | 120000km | 2005年 |
トヨタ エスティマT | 160000km | 2003年 |
スズキ ワゴンR | 140000km | 2003年 |
トヨタ スプリンター | 140000km | 1997年 |
AZ-ワゴン | 120000km | 2003年 |
スズキ ワゴンR | 140000km | 1997年 |
トヨタ クラウン | 250000km | 1993年 |
スバル ヴィヴィオビストロ | 60000km | 1996年 |
トヨタ ポルテ | 180000km | 2005年 |
トヨタ bB | 120000km | 2006年 |
ホンダ ライフ | 100000km | 1999年 |
トヨタ カローラフィールダー | 140000km | 2000年 |
マツダ ボンゴフレンディ | 300000km | 1997年 |
スバル レガシィ ツーリングワゴン | 180000km | 2004年 |
ダイハツ ムーヴ | 200000km | 1998年 |
シボレー クルーズ | 50000km | 2007年 |
トヨタ エスティマ | 140000km | 2002年 |
ダイハツ ムーヴ | 100000km | 1999年 |
フォルクスワーゲン ニュービートル | 120000km | 2004年 |
ホンダ フィット | 120000km | 2002年 |
ダイハツ ミラ | 140000km | 2004年 |
トヨタ ウィッシュ | 90000km | 2004年 |
日産 エクストレイル | 300000km | 2002年 |
トヨタ クラウン | 80000km | 1996年 |
スズキ アルト | 50000km | 2002年 |
トヨタ クレスタ | 120000km | 1994年 |
スバル プレオ | 120000km | 2004年 |
日産 エルグランド | 300000km | 1999年 |
スバル レガシィ ツーリングワゴン | 160000km | 2000年 |
ダイハツ ムーヴ | 120000km | 1999年 |
三菱 ランサーセディアワゴン | 180000km | 2002年 |
ホンダ モビリオ | 300000km | 2003年 |
トヨタ カムリ | 90000km | 1998年 |
ホンダ ステップワゴン | 160000km | 2001年 |
トヨタ クラウン | 70000km | 2007年 |
フィアット プント | 100000km | 1999年 |
トヨタ カローラバン | 56000km | 1999年 |
- 走行距離:約13万8,000km
- 年式:2000年~2001年
車の寿命を少しでも長くするために必要なメンテナンス
愛車に少しでも長く乗りたいのであれば以下のメンテナンスが必要になります。- エンジンオイルの交換
- タイヤの点検・交換
- バッテリー交換
- タイミングベルトの交換
エンジンオイルの交換
エンジンオイルとは、エンジンを動かすための潤滑油です。これを交換と摩擦によりエンジンが焼き付いたり、エンジン内部の部品の消耗が激しくなり、故障につながる恐れがります。 特に長年走行している車は部品の損傷やエンジンの寿命も近くなっているため、定期的に交換しなければ寿命が早まる可能性もあります。 エンジンオイルの交換目安は「3000~5000㎞」もしくは「3~6 ヶ月」です。お近くのカー用品店や整備工場で交換を依頼しましょう。タイヤの点検・交換
タイヤは走行していなくても4年ほどでタイヤ表面のゴムが劣化します。ですので、4年を目処に点検・交換を行いましょう。 ただし、以下に当てはまるタイヤは早急に交換しなければなりません。- タイヤに亀裂やヒビがある
- タイヤの溝が2m以下
バッテリー交換
車のバッテリーの寿命は2年〜3年と言われますが、これはメーカーの保証期間のことで、実際には5年ほど持つ場合もあります。 ですので、定期的に交換するのではなく、バッテリーの状況を確認し、交換時期を見定める必要があります。 交換の目安となるチェックポイントは以下の通りです。- エンジンがかかりにくい
- ヘッドライトが暗い
- バッテリー液が変色している
タイミングベルトの交換
タイミングベルトとはエンジンの回転運動に欠かせない部品です。厳密にはクランクシャフトとカムシャフトを連結する部品です。 タイミングベルトはゴム素材でできているため、走行距離が10万Kmを超えると切れやすくなります。ただ、タイミングベルトの状況はエンジン内部を開けても見えないので、切れてからの交換となります。 タイミングベルトの交換費用は車種によって異なりますが、35,000円程度で交換できます。基本的にディーラーや地元の整備工場で交換しますが、イエローハットやオートバックスでも交換してもらえます。まとめ:廃車するときの走行距離と年数
走行距離や年数は廃車するときの1つの目安となります。特に使用年数が長ければ、すでに製造中止の部品の故障で車が利用できなくなります。 しかし、走行距離や年数が廃車するときの目安のすべてではありません。たとえば、中古車で我慢していた人が本当に欲しい車がある場合、乗り換えるケースはあり得ます。 廃車するかどうか悩んでいる方は、まずは気軽にご相談ください。 →廃車本舗のQ&A
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