車の維持費ってどれくらいかかるの?気になる金額を算出してみた

気になる車の維持費内訳

近年、ニュース等で「車離れ」という言葉をよく聞くようになりました。

例えば日本自動車工業会の【2017年度乗用車市場動向調査】には、

「非保有理由は維持費負担大が上位で増加傾向。今後の購入意向は低水準。」

との言葉が見られます。

車は必ずしも所有する必要はないからそう感じる人が増えたのかもしれません。

では、実際に車を所有・維持したらどれぐらい費用がかかるのか、そして費用を安くするにはどうしたらいいのか、考察してみましょう。

自動車税

車を所有維持するには、税金をはじめ幾つもの費用がかかります。

特に断りのない限り、白ナンバー(軽自動車は黄色)の自家用車について記述します。

まずは、年1回、5月末までに納付する自動車税です。

これは車を走らせるか否かに関係なく、所有していれば払わなければならない税金で、排気量1.0リッター超から6.0リッターまで、0.5リッター刻みで税額が設定されています。

幾つか抜き出してみると、

1.0超〜1.5リッター以下 34,500円
1.5超〜2.0リッター以下 39,500円
2.0超〜2.5リッター以下 45,000円
2.5超〜3.0リッター以下 51,000円
3.0超〜3.5リッター以下 58,000円
3.5超〜4.0リッター以下 66,500円

このように、排気量が増えるにしたがって、増加していきます。

年度中途で購入した場合は、購入の翌月から翌年3月までを、購入時に納付します。なお、新規登録から一定の年数(ガソリンエンジンは13年、ディーゼルエンジンは11年)経過すると、税率が約15%加算されます。

自動車重量税

車を新規登録するとき、あるいは車検のとき、自動車の重量に対して支払う税金です。

0.5t刻みに増え、新車の場合は3年分、車検の場合は有効期間に応じて2年または1年分を支払います。

なおこの税には「エコカー減税」が適用されています。

具体的には、燃費基準の最高レベルといえる【平成32年度燃費基準+20%達成車】なら、自動車取得税と自動車重量税が免税、翌年の自動車税が75%の減税となります。

また「本則税率」という減税措置もあり、【平成27年度燃費基準】や【平成30年排ガス規制】に対する達成度に応じて、税額が安く設定されています。

次は、税額の一例です。【自家用・2年分】

1.0t超~1.5t以下の場合

75%減 3,700円
50%減 7,500円
25%減 11,200円
本則税率 15,000円
エコカー減税適用なし 24,600円(13年未満)
34,200円(13年以上)
37,800円(18年以上)

車にかかる税金はこれだけではありません。

購入するときにかかる自動車取得税消費税、またガソリンや軽油にかかる燃料税があります。さらに言えば、タイヤやオイル等の消耗品にも消費税がかかってきます。

これら税金のうち、自動車税自動車重量税自動車取得税の3つは、車を全く走らせなくても、所有または購入するだけでかかってきます。

高いと思うか低いと思うかは人それぞれですが、こうした税金が「車離れ」を招く一つの要因であることは間違いないでしょう。

自賠責保険

自賠責保険とは、交通事故の被害者を救済するため、基本的な対人賠償を確保することを目的とした保険で、公道を走る全ての車やバイクに加入が義務づけられています。

保険料は車検を受ける際に納付しますが、普通車の金額は次のとおりです。

24ヶ月 25,830円
36ヶ月 35,950円

軽自動車では、次のとおりです。

24ヶ月 25,070円
36ヶ月 34,820円

自賠責保険は、車の排気量には関係なく、【軽自動車】【普通車】の区分があるのみです。

両者でさほどの違いはなく、ざっと1年で1万円前後と言えます。

自賠責保険は車検を受けるときに支払わなければなりませんし、無車検走行は違法ですから、自賠責保険も必須の費用と言えます。

なお任意保険は必須ではありませんが、万が一事故を起こして加害者になった場合、あるいは被害者であっても加害者側が誠意を持って示談に応じない場合や、保険会社が強引に示談を進めようとする時に必要となります。

ガソリン代

車を走らせる場合は、燃料であるガソリン代もかかってきます。

ガソリン相場は産油国の状況や円高・円安で上下しますが、レギュラーでおおむね税込み140円から160円の間でしょう。

ガソリン代がより多くなる要因としては、幾つかあります。

  • 車の排気量が大きい
  • エンジンの気筒数が多い
  • 走行距離が多い
  • 急発進急加速などの運転
  • 暖機運転やアイドリングの時間が長い
  • 年式が古い
  • 重い荷物を積んでいる

などです。通勤に車を使う場合であれば交通費が支給されますが、通勤以外で使用する場合のガソリン代は自己負担となります。

駐車場代

駐車場がある自宅やアパート・マンションであれば必要ありませんが、駐車場がない場合には近くの駐車場を借りなければなりません。

相場としては、地方で1ヶ月あたり5千円、都市部だと5千円から4万円の間ぐらいです。

駐車場代も、税金や自賠責保険料と同様、車を全く走らせなくても、車がある限りかかってきます。いわば車のための家賃です。

車検代

車検とは「自動車検査登録制度」の略称で、新車購入時から3年後、その後は2年に1回受けなければなりません。

ここで注意すべきなのは、車検費用には〈税金などの法定費用〉、〈パーツ交換などの変動費用〉=車検基本料の2種類が含まれていることです。

法定費用は、先に述べた重量税と自賠責保険料、さらに自動車検査料と印紙代がかかります。

自動車検査料と印紙代は車の大きさによって違い、小型自動車(いわゆる5ナンバー、4ナンバー)は両方合わせて1,700円、それ以外(3ナンバー等)は1,800円です。

なお軽自動車では1,400円です。

また「指定整備工場」経由の場合はこれより安くなります。

それに対して変動費用とは、ブレーキパッドやオイル交換の費用です。

仮にブレーキパッドが限界まで減っていたとしても、車検は通ります。しかし車を安全に走らせるためには必須のものですし、車検と同時に行われる24ヶ月点検と一緒にしたほうが工賃は安くなります。

この金額は、車検をどこに依頼するか(ディーラーまたは整備工場など)、車が新しいか古いか、パーツの消耗度合い等によってかなり違ってきます。

おおむね数万円と思っていればいいでしょう。

メンテナンス代

車が機械である以上、エンジンをはじめメンテナンスをしなければなりません。定期的に交換するものとしては、タイヤ、エンジンオイル、エアクリーナー、ブレーキオイル、ブレーキパッド。

細かいところでは、ワイパーゴム、タイミングベルト等があります。

これらはほぼ、走行距離に応じて劣化します。ワイパーゴムは車検には関係ありませんが、雨天走行の安全には大きく関係してきます。

また、一口にオイル交換と言っても、オイルの銘柄によって価格は千差万別です。何キロ走ったら交換するかは、車のタイプ、運転ユーザーの考えによります。

タイヤも同様で、ハイグリップタイヤとエコタイヤ、それぞれ価格やライフが違います。

つまりメンテナンス代とは一定額はかかるもので、さらに車とどう関わっていくかによって、大きく違ってくると言えます。

そんなに高いの!?年間の車の維持費を計算してみた

このように、車を維持するための費用はおおよそ分かりました。

では次に、実際にどれぐらいかかるかを計算してみましょう。

普通自動車を所有しているAさんの場合

次のモデルケースについて維持費を算出します。

【1,600cc、3ナンバー、ガソリン車、用途は通勤とレジャー、1ヶ月1,000km走行、燃費はリッター13km、中古で購入後2年経過、来月に車検を受ける予定】

費目 金額(円) 対象期間
自動車税 39,500 2年
重量税(本則税率) 15,000
自賠責保険 28,830
ガソリン代(1L150円) 277,000
駐車場代 120,000
車検代(全て込み) 100,000
メンテナンス代 120,000
合計 700,330

ガソリン代計算根拠:

1,000km × 24ヶ月 / 13km × 150円 ≒ 277,000

軽自動車を所有しているBさんの場合

【660cc、ガソリン車、用途は通勤とレジャー、1ヶ月1,000km走行、燃費はリッター18km、中古で購入後2年経過、来月に車検を受ける予定】

費目 金額(円) 対象期間
自動車税 39,500 2年
重量税(本則税率) 5,000
自賠責保険 25,070
ガソリン代(1L150円) 200,000
駐車場代 120,000
車検代(全て込み) 80,000
メンテナンス代 60,000
合計 500,870

ガソリン代計算根拠:

1,000km × 24ヶ月 / 18km × 150円 = 200,000

結論として、普通自動車の場合2年で約70万円、軽自動車では50万円という結果となりました。

車の維持費を安くするにはどうしたらいいの?

維持費を安くするためには、税金などの固定費と、ガソリン代などの変動費を安くすることです。

前者は走らなくてもかかるお金ですから、安くするためには、より小さい車に乗り換えるしかありません。ただし古くなると自動車税が高くなりますから、古くてもいけません。

そして、近道をするなど走行距離を抑える、加減速を穏やかにする、無駄なアイドリングはしないなどが必要です。

しかし、あまりにそれを突き詰めていくと、

「一体何のために車を持っているのか」

という、妙な結論につき当たることになります。

それを解決する一つの方法は、レンタカーやタクシーです。1回あたりの出費は高く感じますが、税金も車検も無縁です。

さらには、次にご紹介する廃車買い取りも、優れた解決方法です。

車の維持費が高くて辛い…そんな時は廃車買取がおすすめ

車を所有維持するには多額の費用がかかります。

「案外高い」というのが、大方の素直な感想ではないでしょうか。

ここで、一つの提案があります。

車を所有したのは、もはや昔の話。今や、車はライフスタイルとTPOで選ぶ時代ということです。

つまり日常的にあまり車を使わない方は、所有するのではなく、幾つもの選択肢を選んだ方がいいということです。

レンタカー、タクシー、カーシェアは、優れたソリューション(解決)方法です。

そして、それに向けたファーストアクションは、あなたが現在所有する車を売ってしまうことです。いわば、車の「断捨離」です。

考えてみれば、車とは所有しているうちにどんどん価値が下がってしまうものです。新車を購入し、数年経って下取りまたは売却しようとして、

「そんなに安くなってしまうの?」と感じた方は多いことでしょう。

車は、どんどん新型車が発売されます。また走行するにつれ、年式が古くなるにつれ、売却価格はみるみる下がってしまいます。

先に書いた車の維持費検証でお分かりいただけた通り、車を所有し維持することは、多額の費用がかかるものなのです。

であれば、もしあまり車を必要としていない、車がなくても済んでしまうのなら、できるだけ早く売約してしまう=買い取りに出すことが、懸命な選択であると言えます。

車を所有することを論理的に追究していって出てくるこの結論も、真理なのです。

もしもあなたが車の維持費を負担に感じているなら、是非、当社にご相談ください。

→車の廃車費用はいくらかかる?

車を所有するメリットとデメリット、そして手放した場合のメリットとデメリット、それらを詳しくご解説し、あなたに最適なソリューションをご提示します。

まとめ:車の維持費ってどれくらいかかるの?

日本が1960年代に高度成長をはたしてモータリゼーションが進んだ1970年代から80年代、若者は社会に出ると、まず車を購入したものでした。

1台目はコンパクトクラスあるいは中古車を購入、徐々に大きい排気量にステップアップしていくというのが一般的だった時代もありました。どんな車に乗っているかが、重要なステータスだったのです。

もちろん、今でも車好きな若者はたくさんいますし、彼らの多くは同じように考えているでしょう。しかし一方で、社会が成熟し、個人の嗜好が多様化した現代においては、車を持つことはかつての重要性を失ったと言えます。

「車は持って当たり前」だった時代から、「必要に応じて車を利用する」時代へ、大きく変化していると言えます。

「カーシェア」もその一つですし、必要なときタクシーを利用するのもその一つです。1回あたりの出費は高く感じますが、年間通して考えれば必ずしも高くありません。

そして、廃車買取も同様です。

一度、「車って本当に必要なの?」と考え、売ってしまうのも一つの方法です。しかも、売るなら早く売るに越したことはありません。車は日一日と古くなり、年式も旧型となります。

ぜひ一度、ご相談ください。

当社は、あなたにとって納得いくソリューションをご提案します。