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1位・・・軽自動車

日本が世界に誇る超コンパクトカー、それが軽自動車です。日本国内では普通車に比べ税制がかなり優遇されていますので、年間維持費だけ考えるとやはりダントツのコストパフォーマンス。自動車の新車販売の半数が軽自動車になった事を考えると、維持費の安さがいかに魅力的なのか一目瞭然ですね。 まず年間の自動車税は、最も排気量の少ない普通自動車に比べ半額以下に設定されています。更に車検時の自動車重量税も1万円以下になっています。エコカー減税適用で数千円や免税のものもあります。また、車体が軽いので必然的に燃費もよく、燃料代節約にもなります。車体の大きさに制限があり、室内空間が限られてはいますが、これも各メーカーの努力によってかなり広い室内空間を誇るモデルも登場しています。もちろん各パーツも安い為に、万が一の修理の際も安く修理をする事ができます。日本国内ではダントツの維持費の安さだと言えます。

2位・・・コンパクトカー

普通車の中でも排気量1500cc以下のモデルは総称してコンパクトカーと呼ばれています。このカテゴリーは、軽自動車より排気量が大きいのでエンジンパワーが軽よりも強く車内も軽に比べかなり広くなっています。反面、自動車税は29,500円から34,500円と軽に比べると4倍から5倍程度となり、自動車重量税は軽自動車の3倍から4倍程度になります。燃費性能は軽自動車と遜色ない程度です。このカテゴリーにはハイブリッドモデルもありますので、各メーカー最も燃費の良いモデルはこのカテゴリーにあります。ハイブリッドモデルは軽自動車を遥かに凌ぐ燃費性能となっています。

3位・・・普通車

今回は排気量1501cc以上の自動車を普通車としてカテゴリーします。自動車税は排気量500cc毎に税額が設定されていますので、排気量が大きくなれば税額も上ります。排気量が1500cc超2000cc以下であれば年税額39,500円ですが、排気量6000cc以上になると年税額が何と111,000円となります。排気量が大きい所謂高級車と呼ばれるモデルは、自動車税だけとってもみても維持費が高額になります。また排気量が大きいエンジンは、一回転に必要な燃料も多く必要となり、更に大きなボディは重量も上りますので、燃費性能はよくありません。この結果、毎月の燃料代も高額になり、維持費を押し上げる要因となります。更に高級車になればなるほど、特殊な技術が使われていたり特殊な機能が付いていたりと、故障の際は修理費が高額になりがちです。パーツ一つ一つももちろん高価なのは、高級車ならではと言えます。

4位・・・輸入車

維持費高額ランキングのダントツ１位はやはり輸入車です。 とは言え、輸入車とカテゴリーを一括りにしてはいますが、各国、各メーカー多種多様な車種が輸入されていますので、1500cc以下のコンパクトカーから、排気量6000ccを超える超高級車迄、輸入車には多くのモデルが存在します。 更に言うと、日本国内で適用される税制はもちろん国産車と同じですので、輸入車だからと言って税額が上がる訳ではありません。輸入車の燃費性能も向上していますので、コンパクトカーの燃費性能も国産車と遜色がなくなってきています。 ではなぜ維持費が高額になるのか。それはもちろん点検整備修理費用が国産車に比べ高額になるからです。輸入車はもちろん海外から輸入されていますので、輸入にかかるコストが新車時から上乗せされています。これは各パーツも同じことで、例えば修理に要する部品も海外から輸入されていますので、少なくとも国産車より輸入コストがかかっています。これはワイパーゴムやエンジンオイルといった経年劣化する交換部品でさえそうなります。また、国産にはない規格の部品が使われていますので、特殊な技術がないと修理できない場合は、専門店でしか取り扱いが出来ません。この結果、修理代が想像を絶する高額になりやすくなっています。 輸入車の場合、使用する燃料は基本的にオクタン価の高いハイオク仕様となっていますので、国産車と燃費性能が同じでも、レギュラーガソリンを使用する国産車に比べるとそれだけで燃料費が10％以上高くなります。

まとめ

ハイパワーのモデルや洗練されたデザインでお洒落なモデル等、輸入車には魅力的な車種が多いですが、維持費だけを考えるとやはり国産車に比べ高額になります。維持費の安さだけ考えると軽自動車一択となりますが、エンジン排気量やボディサイズに制限がありますので、出来る事や乗車定員が限られてきます。 →「徹底比較！車種別の自動車の気になる維持費！」 自動車選びは維持費も含めて、自分にあったモデルを探し出すことが最も重要ですね。