廃車を代行して依頼する際に必要な委任状

委任状とは民法上の代理権を付与する為の書面です。と、かたっ苦しく説明すると分かりにくいですが、簡単に言うと自分の代わりに廃車をお願いする書面ですね。

廃車には陸運局への抹消申請という書類申請が必要です。廃車時に必要な委任状は、この抹消申請を自分の代わりに依頼する為のものなんです。

普通車を代行して廃車してもらう際には委任状に署名をし、更に実印で押印して印鑑証明書を添付する必要があります。

そこで委任状が必要になってくるのです。

廃車のための委任状は国土交通省のHPでダウンロード可能

委任状は国土交通省のHPで書類をダウンロードできます。 以下の公式サイトにアクセスし、委任状をダウンロードしておきましょう。 委任状（国土交通省ＨＰ）  廃車用の委任状の書き方が分からない場合は、以下を参考にしてください。 委任状の記入例  

自分で廃車手続きを行う場合は委任状は不要

委任状は廃車をする際に必ず必要というわけではなく、ご自身で廃車する場合には必要ありません。軽自動車の廃車を業者に依頼する場合も委任状は必要ないのです。これについては後ほど詳しく解説します。 ただ、自分で手続きするのは費用もかかりますし、完全に廃車して自動車を解体する場合は費用がかかる可能性もあるのでおすすめできません。 自分で手続きを考えている方はこちらの記事を見れば廃車方法を全て理解できるはずです。 関連記事：廃車の手続きは自分でやった方がお得？手続き方法から状況別でお得に廃車する方法を紹介 それなら、廃車買取業者に手続きを全て代行してしまうのがおすすめです。その際には委任状の準備が必要になりますが、それ以外の手間はかからず、さらに廃車買取も対応してくれるので、買取代金ももらえます。 以下は当社「廃車本舗」の買取事例になりますので、一度廃車買取の相場感を確認してみてください。 廃車本舗の買取事例

軽自動車の場合は申請依頼書

軽自動車の廃車手続きには、前述した通り委任状は不要なんです。その代わりに必要な書類が申請依頼書です。とは言え、申請依頼書も代理人に代理権限を与える書面ですので内容は委任状と同じだと言えます。

一点違いがあるとすれば、普通車の委任状には実印での押印と印鑑証明書の添付が必要だったのに対し、軽自動車の申請依頼書は認印での捺印でよく、もちろん印鑑証明書の添付も不要です。

普通車と軽自動車では書類の提出先や管轄が違い、軽自動車の方が手続きも簡素化されています。

申請依頼書も軽自動車検査協会のホームページからダウンロードが可能です。

軽自動車検査協会ＨＰ

申請依頼書には申請内容により4つの様式がありますので、自分に必要な様式をダウンロードしましょう。

関連記事：軽自動車の廃車の手続き徹底ガイド！全手順やお得情報を解説！

その他書類が必要な場合もある

普通車廃車時には、一般的に実印が押印された委任状が必要ですが、例外的な委任状も存在します。

例えば車の所有者が海外に移住してしまい、そもそも実印が無い場合には、実印での押印が不要な委任状を使います。 他にも、廃車の際に車検証やナンバープレートが紛失している場合や、車検証の住所と現住所が繋がらない場合、理由書という書面を提出します。 また、所有者が亡くなっている場合は、相続人全員の押印が必要な遺産分割協議書を提出します。必須書類ではありませんが、こういった書面が必要な際は、廃車のプロである廃車本舗へのご相談がおすすめです。

まとめ：廃車を業者に依頼するなら委任状、もしくは申請依頼書が必要

最後まで自分で廃車をする場合には委任状も申請依頼書も不要ですが、業者に廃車を依頼する場合、普通車は委任状、軽自動車は申請依頼書が必須書類となります。

これが無いと廃車手続きは完了しませんのでご注意下さい。 また、廃車に必要な書類が紛失してしまった場合や相続が必要な場合等は適宜書類が必要となります。 こういった場合でも、廃車本舗の知識と経験豊富なスタッフが的確にアドバイス致します。もちろんご相談は無料ですので、廃車でお困りならばまずは廃車本舗へご相談ください。