廃車買取の最後の砦、鉄スクラップ

廃車の最終的な処分方法は、自動車を鉄スクラップとして解体業者に売却する方法です。この場合は、もちろん鉄スクラップの相場が買取相場に直接影響をもたらします。

鉄スクラップの相場は、景気が活発な時には上がり景気が冷え込んだ時に下がる景気のバロメーターとも呼ばれています。

あまり知られていませんが、業者間で取引される場合、鉄スクラップとしての自動車の買取価格は、自動車の排気量によって区分けされている事が多いです。

例えば車種に関係なく、軽自動車であれば１万円前後の買取価格で推移していますし、１５００ｃｃ迄であれば２万円前後となります。乗用車は排気量により車体の重量も概ね比例しますので、分かりやすくこういった目安が設けられています。３０００ｃｃを超える大きな車両の買取価格は、ゆうに４万円を超える場合がほとんどなので、廃車買取業者の大きな収益源とも言えます。 →スクラップだけが廃車じゃないんです！

侮れない中古パーツ価格

自動車の事故や故障で修理を自動車販売店に依頼された経験がある方は多いと思います。特に最初は修理費用の高額さに驚く事もよくある事です。

自動車の新品パーツは結構高額なんですよね。その為、安く修理を済ませたい方向けに、自動車の中古パーツは意外と活発に取引されています。中古パーツ販売を専門に行う専門業者があり、これらの業者は質の高い中古パーツを修理店に販売しています。

個人で中古パーツを購入しようとすると、某オークションサイトの取引が活発です。

中古パーツの実際の相場で言うと、売れ筋の軽自動車の中古パーツで、事故の時に交換する事の多いバックパネルは約１．５万円前後で販売されています。

また、汚れや曇りがつきやすいヘッドライトについては、左右セットで約３．５万円という相場が形成されています。自動車には交換が必要となりやすいパーツがあり、更に車種の人気不人気が中古パーツの相場を形成しているようです。

この場合の廃車買取相場は、中古パーツ相場を元にして形成されます。

国外向けに販売可能な車種

日本国内ではその役目を終えた自動車であっても、海外では現役復帰を果たす車両もあります。これは日本車の品質が非常に高く、海外で高い評価を得ている為です。

しかし、国産車であればどの車種も海外輸出可能な訳ではありません。国により輸出可能な車種があり、更に年式によっても可能不可能があります。これは輸入時の関税によって決まるようです。

この為、例えば発売されてすぐの自動車が輸入出来る状況になると、一時的に中古車買取相場が新車販売価格を上回る状況が生み出される事もあります。

廃車買取の場合は、多走行車の割合が多くなりますが、日本独自の技術であったハイブリッド車は、安定して海外での人気が高く、海外に輸出されやすい傾向にあるようです。また、数こそ少なくなりましたが、トヨタのディーゼル車は、ディーゼルエンジンだけで販売出来るほど高い人気が健在です。かなりの多走行であり、かつ年式の古い自動車で驚くような買取価格が付く車種は、やはりハイブリッド車やディーゼル車が多いと言えます。

軽自動車はその排気量の小ささから、海外ではそれほど認知度は高くありませんが、軽トラックに限って言えば非常に高い人気があります。小回りが利き、それでいて沢山の荷物が積める実用性とその耐久性が高い評価を得ています。軽トラックの中古価格が値崩れしないのは、こういった海外での高い評価も影響しています。この為、軽自動車の中でも軽トラックだけは、廃車買取相場が他の車種とは全く異なっていると考えて良いでしょう。

まとめ：廃車の買取相場は売却先で決まる

廃車買取相場は、廃車を売却した場合の売却先相場で形成されています。その大きな要因は、

• 鉄スクラップ相場
• 中古パーツ相場
• 輸出車買取相場

の３つです。

廃車を解体して個人で中古パーツの売却を直接行うのはかなりハードルが高いので、廃車の処分はやはり廃車買取専門店に依頼する事がベストだと言えます。

しかし廃車を売却する迄に、多くの業者が入り余計な中間マージンがかかると、買取価格も下がってしまいます。

そこで廃車を処分する場合のおススメの廃車買取業者は廃車本舗です。

全国３か所に自社解体工場を有する廃車本舗は、廃車売却迄に余計な中間マージンがかからない為、他社よりも高価買取を実現しています。買取査定は無料ですので、まずはお気軽にネットから申し込んでみてはいかがでしょうか。もちろん買取価格が付かない場合でも、廃車を無料で依頼出来ますのでご安心を。