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車の維持費
古い車の車検高が高い2つの理由!全費用の内訳や車検が高くなった場合の対処法を解説
古い車の車検高が高い2つの理由!全費用の内訳や車検が高くなった場合の対処法を解説
自動車を所有していて、ある時を境に急に車検代が高額になった経験をお持ちの方もいるかもしれません。これは自動車にかかる税金は自動車がある一定以上古くなると税額がアップする為です。 また日本の車検システムは自動車の検査のみならず、税金の支払いや強制保険の加入も求められますので、自動車が古くなるにつれ車検にかかる費用が高額になり、車検費用もおのずと高額になります。 今回は、自動車の維持費の大半を占める車検費用について、特に古くなった自動車にスポットをあてて考えていきたいと思います。

基本的な車検にかかる費用

自動車ディーラーや中古車販売店のような整備工場を有するお店に車検を依頼した場合、車検費用の内訳を大きく分けると次の通りです。
  • 自動車重量税
  • 自賠責保険料
  • 受験手数料
  • 点検整備費用(部品代)
自動車の車検は「自動車検査」の略称で、一定期間ごとに検査を行い検査基準に達していない自動車は公道走行をしてはいけません!というシステムです。 また検査受験時に、「自動車重量税」と強制加入保険である「自賠責保険」の保険料、更に受験手数料を必ず支払わなければなりません。 自動車検査に合格し、税金の納付自賠責への加入を行い始めて車検を通過できるようになっています。

古い車を車検に出さない方がいい2つの理由

古い車といっても販売から13年を超える車は車検に出さず、買い替えた方が経済的です。 というのも以下2点の理由により、車検を行う際の費用が高くなるからです。
  • 古い車が車検時に支払う税金が上がる
  • 整備費用が高くなる
以下で詳しく解説します。

古い車の車検時に支払う税金が上がる

車検受験時に「自動車重量税」を車検期間分先に納付する訳ですが、実はこの自動車重量税は新車から13年を経過した時、18年を経過した時に重課されます。 つまり税額がアップするんです。これは毎年春先に支払う「自動車税」と同じ仕組みが採用されています。 具体的な税額は次の通りです。 【軽自動車重量税】
エコカー 13未満 13年経過 18年経過
自家用 5,000円 6,600円 8,200円 8,800円
事業用 5,000円 5,200円 5,400円 5,600円
  【普通車重量税】
エコカー 13未満 13年経過 18年経過
~500kg以下 5,000円 8,200円 11,400円 12,600円
~1000kg以下 10,000円 16,400円 22,800円 25,200円
~1500kg以下 15,000円 24,600円 34,200円 37,800円
~2000kg以下 20,000円 32,800円 45,600円 50,400円
~2500kg以下 25,000円 41,000円 57,000円 63,000円
~3000kg以下 30,000円 49,200円 68,400円 75,600円
自動車重量税は、軽自動車の場合は自家用の事業用の違いだけで年式によって一律で課税されており、普通自動車の場合は車重500kg毎に税額が設定されています。 自家用軽自動車の場合、13年を経過すると税額が6,600円から8,200円に1,600円アップし、18年経過時にはそれが600円アップして8,800円になります。 このようにしてみると、古い軽自動車の税額アップは実は微増だと言う事が分かりますね。 反面、普通自動車の重量税はそもそも軽自動車に比べて高額に設定されていますので、13年経過18年経過時の増額分は見逃せない額になっています。 特に重量がある高級車は増額幅も大きく、例えば2000kg以下のカテゴリーに属する自動車は32,800円の税額が13年を経過すると12,800円アップの45,600円もかかります。 つまり同じように車検を受けているつもりでも、新車から13年を経過するだけで車検費用が12,800円アップする訳なんです。 ちなみに18年を経過すると税額が更に50,400円に増額されますので、32,800円の税額に比べると何と17,600円ものアップとなってしまいます。 この重量税の増額が古い自動車の車検費用を押し上げる大きな原因となっています。 関連記事:13年を超えると古い車にかかる税金は上がる?

整備費用が高くなる

古い車の場合、特に車検合格の保安基準をクリアする為の整備費用が高価になりやすくなります。 更に自動車が古くなると消耗品の交換も多くなりますので、車の年式の古さに比例して整備費用は増えていくといっても過言ではありません。 自動車が古くなると具体的には次のような箇所の交換が必要になってきます。

足回りブーツ関係

足回りのブーツとは、「タイヤを滑らかに動かす為に付いているオイルを保護するゴム」の事です。 ゴムで出来ているが故にあらゆる動きに対応出来るのですが、反面劣化スピードが早くゴムが破けたり割れたりしてしまいます。 ブーツが破けていたり割れているとそもそも車検に合格出来ませんので、古くなった自動車の交換部品の定番だと言えます。 特にブーツの劣化は軽自動車が早く、新車から5~6年で交換が必要となるものもあります。ドライブシャフトブーツ等ブーツにも代表的なものが3種類あり、いずれも10年以内を目処に交換が必要なものだと言えます。交換費用は概ね1~2万円程度です。

ブレーキ関係

自動車の検査の項目にはもちろんブレーキの効きの良さがあります。 車検合格には一定以上のブレーキの利きが求められますし、ブレーキ関係の部品の劣化は即事故につながると言っても過言ではありません。 ブレーキの基本構造はブレーキローターをブレーキパッドが挟み込む事で作動していますので、摩擦により必ず劣化します。 パッドは減りが目に見え交換時期が分かりやすく出来ています。反面ローターは常に高温に晒されており、変形するリスクがありますが一見するだけでは分かりませんので、この点は特に自動車が古くなった場合は入念な点検整備が必要となります。

ヘッドライト

ヘッドライトの点灯はもちろんの事、明るさや向きや角度に至るまで自動車検査で基準が決まっています。 自動車が古くなるとヘッドライトが日焼けで曇ってしまう事があります。ヘッドライトが曇ってしまうと十分な明るさを確保できず、車検に通らない可能性があります。 この場合、ヘッドライトを交換しなければなりません。ヘッドライトはバルブ(電球部分)のみを交換する場合は3,000〜15,000円程度で済みますが、ヘッドライト本体を交換する場合は50,000円以上かかります。

足回りショック関係

自動車は乗り心地をよくする為に、タイヤと車体の間にサスペンションがあり車体へのショックを吸収しています。 このサスペンションは主にショックアブソーバーとバネで構成されています。 走行する度に自動車へのショックを吸収している為、3万キロ走行したあたりからサスペンションが劣化しはじめ、10万キロ走行時には既にショックを吸収しきれない程度に劣化すると言われています。 サスペンションの劣化は車検基準ではありませんが、自動車が古くなると車検ついでにサスペンション交換の検討も必要になってきます。

バッテリー

軽自動車や高級車問わずに、毎日通勤等で使用していると自動車のバッテリーは4~5年程度使う事が出来ます。 自動車のバッテリーも電子機器のバッテリーと同じで使っていると劣化してきますので、古くなった自動車は搭載されるバッテリーも同じように古くなっているので交換時期が迫っているかもしれません。

古い車は車検に出すより手放して乗り換えた方が経済的

13年目の車は税の負担が増えるだけでなく、車検を通すための修理費用も高くなります。 車検の際にかかる税金や修理費用を合わせると10〜20万円以上かかる場合もあります。また、13年だけでなく、18年目を超える車はさらに税金が加算されるため、車は長く持てば持つほど維持費が高くなるのです。 10万キロ前後の車であれば20万円以内で購入できるので、今後の故障リスクなども考えるのであれば、10万キロ前後の車に乗り換えた方が経済的です。 13年目を超える車は前述した「税金アップ」と「修理箇所の増加」により、中古車として売ることは難しく、買取価格すらつきません。そのため、廃車になることがほとんどです。 ただ、最近では廃車を買い取るサービスもあり、乗り換える車の購入資金に当てる方法もあります。 関連記事:廃車はどこで手続きできる?手続き方法や廃車にかかる費用を抑える方法を紹介

まとめ:古い車の車検費用と維持費について

古い車の車検費用がアップする理由は「税金」と「整備費用」がおのずと上がってしまうからなんです。 特に気を付けて点検していても、自動車を取り巻く税制や制度により、所有する自動車が新車登録から13年を経過すると急に維持費が増加しますので、これが自動車乗り換えの一つのタイミングです。 「これだけ安くできる!?自動車の維持費の最安値を出来る限り具体的にご紹介! https://haisyahonpo.jp/column/2746 新車登録から13年経過した古い車は、一見すると廃車するしかないと思われがちですが、傷や汚れがひどくとも、廃車買取業者に依頼すれば買取価格が付く事があります。 廃車買取専門業者である廃車本舗では、全国3か所に自社解体工場を有し余計な中間マージンを省く事で、古い車の高価買取を実現しています。 車が古くなり乗り換えを検討しているなら、まずは廃車本舗の無料査定を利用してみてはいかがでしょうか。