廃車するときに任意保険は解約する必要があるのか?

任意保険

自動車や軽自動車の購入時に自動車保険の任意保険に加入している人は多いでしょう。しかし、廃車したときに解約をすべきかどうかは迷うところです。そこで、「廃車したあと新しい車に乗る場合」と「廃車したあと車に乗らない場合」に分けて、任意保険の解約について説明します。

廃車したあと新しい車に乗る場合

廃車したあと新しい車に乗る場合でも、そのタイミングによって手続き方法が異なります。

すぐに乗るとき

廃車して別の車に乗り換える場合、保険会社を変更しないのが一般的です。しかし、何も手続きをしないと、たとえば新しい車で事故を起こしても補償がうけられなくなってしまいます。そこで、買い替え後30日以内に保険会社に対して車両入替申請をすることが必要となってきます。

しばらく乗る予定はないとき

しばらく車に乗る予定のない場合、解約をしないと引き続き保険料が発生してしまいます。しかし、ただ解約しただけでは過去に積み重ねてきた運転スキルを示す「等級」まで引き継げなくなります。それを防止し、等級を引き継ぐために「中断証明書」を保険会社に発行してもらう必要があります。中断証明書を新規に保険会社と契約するときに用います。

等級の引き継ぎができる

そもそも等級は1等級から20等級まで存在し、運転スキルが高いほどランクは高く、保険料は安くなります。そのため、保険会社に関係なく等級が引き継げるのです。おもな特徴は次の通りです。

  • 契約時は6等級からスタートするのが原則
  • 1年間無事故の場合、1等級アップする
  • 等級引継ぎは世帯単位で利用できる
    たとえば、契約者である親の自動車が20等級とします。その場合、同世帯(厳密には同居)の子どもの自動車に対する任意保険は親の20等級を引き継ぐことができます。
  • セカンドカー割引が適用できる
    契約者が11等級以上の場合、契約時から原則の6等級でなく、7等級からスタートできる制度です。

以上を踏まえて、等級を利用した廃車したあとの保険料の節約方法を紹介します。

  1. 解約するタイミングは等級を意識するたとえば、保険会社との契約を継続し、無事故なら1カ月後に1等級上がるとします。その場合、1等級上げてから解約したほうが等級は高くなり、新規契約による保険料の節約につながります。
  2. 廃車により実質等級をアップさせる方法「世帯単位で引き継げること」と「セカンドカー割引」を利用して、等級を実質アップさせることができます。たとえば、40代の親が20等級とし、19歳の子どもが新車を購入するとします。その場合、子どもに親の20等級を引き継がせることで、11等級以上の親(20等級)はセカンドカー割引により、保険会社と新規契約しても原則の6等級ではなく、7等級と1等級アップさせることができます。

廃車したあと車に乗らない場合

廃車したあと車に乗らない場合、等級を気にする必要はありません。その場合の任意保険を解約するポイントを紹介します。

保険会社に連絡

そもそも廃車手続きと任意保険の解約手続きは別々に行います。そのため、廃車する旨を契約先の保険会社に連絡しましょう。

先付け解約もできる

事前に保険会社へ廃車する日を連絡し、解約を予約する制度です。還付金の計算期間を短くしないためにも先付け解約を有効活用しましょう。

解約の連絡を自分からしないとずっと契約していることになる

保険会社に解約の連絡をしないと、保険料は発生し続け、年払いの場合は還付金の計算期間は短くなってしまいます。その年払い保険料の還付金は解約手続き日から保険期間の満了日までの期間で計算します。

解約の手続自体は廃車とは関係なく行うことができる

前述の先付け解約のように、任意保険の解約の手続自体は廃車と関係なく行うことができます。しかし、任意保険は保険会社によって取り扱いが異なります。そのため、「名義変更」や「抹消の証明書がない場合」は解約できないという保険会社もあります。廃車をするときは任意保険の解約について事前に保険会社に確認しましょう。

なお、本人の等級が高い場合、たとえ本人が乗らなくても、子どもなど同居している世帯の誰かが車に乗るときは、解約と同時に中断証明書を発行してもらいましょう。

まとめ:廃車するときの任意保険について

廃車するときの任意保険の手続きは「今後も車に乗る場合」と「永久に乗らない場合」に区分することができます。

まず前者の場合、新しい車に乗るタイミングによって解約手続きの方法が異なります。廃車したあとにすぐ車に乗る場合は、買い替え後30日以内に車両入替申請をしましょう。一方、しばらく乗らない場合は等級を引き継ぐために中断証明書の手続きが必要となります。

次に後者の場合、任意保険を解約しましょう。廃車買取業者に引き取りに来てもらうなら、先付き解約により、廃車するより前に解約手続きをすることは可能です。しかし、先付き解約の場合、名義変更や抹消の証明書がない場合は解約できないと言う保険会社もあります。

廃車本舗の場合、廃車の証明書≪登録識別情報等通知書など≫はお客様に郵送するのが基本です。しかし、保険会社が解約時に急ぎと言っている場合、お客様の求めに応じて直接保険会社へ廃車の証明書をFAXする場合もあります。もちろんその場合、個人情報なので事前に一度お客様から許可をいただいたときのみです。