故障車の買取は「修理しない」が鉄則！お得に売る方法を徹底解説

全く動かなくなった故障車でも実は買い取ってもらえます。もしその故障が軽微であれば、修理せずに故障しているままでも中古車として高価買取も可能なんです。「故障状況がひどく10万円以上の修理費用がかかる故障車も買取してもらえるの？」高年式や希少価値の高い車であれば大きな故障をしていても、修理不要で買い取ってもらえます。ただし、低年式かつ過走行の車で故障した車は売れにくくボロボロの車の場合は中古車買取を依頼しても断られるケースがあります。 そんな時に利用できるのが廃車買取で、ボロボロの廃車レベルの故障車でも買取に対応してもらえます。 ただ、ご自身の車が「中古車買取に出して売ればいいのか」「本当に修理しないで買取を依頼してもいいのか」と不安になられる方もおられるでしょう。今回は、故障車の買取について、

ボロボロの故障車でも売れる理由
故障車を修理せずに買取した方がいい理由
修理して買取した方が高く売れる車の特徴

これらについて詳しく解説します。 5分ほどで読める記事となっておりますので、故障車の買取で悩まれている方はこの記事を参考にしてください。

1 ボロボロの故障車でも買取可能
2 故障車は修理に出さずに買取を依頼した方がいい
- 2.1 修理して買取に出した方がいい車の特徴
- 2.2 修理せずに買取した方がいい車の特徴
3 故障車の買取を依頼できる買取業者
4 故障車の買取価格を少しでも上げるポイント
5 故障車の買取で注意する2つのポイント
- 5.1 故障の有無を隠して売却すると後日修理費を請求される可能性がある
- 5.2 自動車税や重量税、自賠責保険の還付金の有無を確認する
6 まとめ

ボロボロの故障車でも買取可能

あまり知られていませんが、故障車にも実は「商品価値」があり、どれだけボロボロの故障車であっても買取価格が付きます。自動車は数万点のパーツで構成されていますが、このパーツ一つ一つも中古部品としての価値があります。つまり故障車をバラバラに分解すれば、中古パーツとして再生販売する事が出来る訳です。更に自動車の多くのパーツは「鉄」で構成されています。故障車が中古パーツとしての価値すら無くなったとしても、最後には「鉄スクラップ」としての販売する事が出来るんです。だからボロボロでエンジンがかからなくなった故障車でも、中古パーツや鉄スクラップとしての商品価値があるので、「廃車買取」では買取価格が付くんです。ただし、エンジンもかからず動かなくなった故障車は走行が出来ませんので、普通の中古車買取りではほぼ買取り価格が付かないです。もし普通の中古車買取で故障車を売却しようとすると、そもそも買取を断られたり、査定前に修理をする必要もあります。故障内容が軽微であれば、そのまま中古車として買い取ってもらえる事もあります。この為、軽微な故障であれば一般的な中古車買取を利用し、高額な修理が必要な故障の場合は廃車買取を利用すれば良いでしょう。関連記事：故障車が廃車買取できる理由

この記事の内容が難しい方は？

中古車・廃車の買取を専門で行っている廃車本舗へお問い合わせ下さい。面倒な廃車手続きを代行させて頂きます。お電話の場合は0120-788-100 まで。メールで愛車の査定を希望される方はこちらから。廃車予定の事故車などが思わぬ高額買取となる場合もあります！

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故障車は修理に出さずに買取を依頼した方がいい

故障車を売却する場合、故障箇所を修理せずに買取を依頼した方が良いでしょう。理由としては、修理費用の方が買取価格より高額になりやすいからです。車の価値によって差はありますが、基本的に10万円以上の修理費用をかけても、それを上回る買取価格を提示されることはほとんどありません。そのために故障車は修理をせずにそのまま中古車買取か廃車買取を依頼して売却する方が良いでしょう。ただ、修理後に売却した方が良い場合もありますので、ここでは修理をするかしないかの見極めポイントをご紹介します。

修理して買取に出した方がいい車の特徴

修理をしてから売却した方がいい故障車の特徴は次の2つがあげられます。

修理費用が安価である事
中古車としての価値が残っている事

修理後に売却をした方がいい車の前提としては、何よりもまず修理費用が安価である事です。例えば自動車のエンジンがかからなくなる理由として、最もオーソドックスなのはバッテリー上がりですよね。この場合はバッテリー（5,000円~）を交換すれば簡単に修理が可能です。また、自動車としての価値が残っている事も重要です。新車登録から10年未満の比較的年式の新しい車や、走行距離が5万キロ未満の走行距離の少ない車は、中古車として一定の価値は残っています。また、一部愛好家に人気のある特定の車種等は、故障していても非常に高価な買取り価格が付く場合もあります。

修理せずに買取した方がいい車の特徴

修理をせずにそのまま買取を依頼した方がいい車の特徴は次の2つです。

中古車としての価値が残っていない古い車
故障修理が大掛かりとなる車

まず中古車として価値がない、つまり買取価格が全くつかいような車は修理せずにそのまま処分した方が良いでしょう。いくら修理をして走行できる状態にしても、そもそも自動車として価値がない事には買取価格はつかないので修理費用が無駄になります。 買取の話なので、処分を促すのではなく、廃車買取を勧めてください。 新車登録から10年を経過するような古い自動車や、走行距離が10万キロを超える過走行車は、再販売が難しくなるため、なかなか買取価格が付かないのが実情です。また、故障修理が大掛かりで修理費用が高額になる場合も、修理をせずにそのまま処分した方が良いでしょう。エンジン自体が故障している場合、エンジン積替えが必要となり修理費用は軽自動車ですら20万円以上必要になります。このように故障個所によってはかなり修理費用が高額になりますので、いくら中古車として価値が残っている車両でも、修理をせずに処分した方が無難だと言えます。

故障車の買取を依頼できる買取業者

故障車はどんな業態の業者でも高価に買い取ってくれる訳ではありません。故障車を高値で売却するには、どんな業者に買取りを依頼するか業者選定が特に重要なんです。

中古車買取業者
廃車買取業者
自動車解体工場
新車ディーラー

故障車の買取りを依頼出来る上記4つの買取業者を、買取価格が高い順にご紹介します。

中古車買取業者

大通り沿いに店舗を構えるような一般的な中古車買取業者は最も高価買取の期待値は高いと言えます。特に故障自体が軽微で自動車として状態が良い車両が最も高価査定となります。 中古買取業者は、基本的には買い取った車両を再販売しますので、故障車を安価で修理するノウハウを持っています。 このため、軽微な故障の車両や、年式が新しかったり走行距離の少ない車両は、修理をしていないそのままの状態でも高価買取が期待出来ます。反面、年式が古かったり走行距離が10万キロを超えるような再販売が難しい車両は、買取り価格が付かず無料引き取り、もしくは買取を断られるケースもあるので注意です。

廃車買取業者

故障箇所が多くボロボロの故障車はは「廃車買取業者」がおすすめです。廃車買取業者は、

故障車を分解して中古パーツとして販売
故障車を鉄スクラップとして再資源化して販売
故障車を修理後、海外に輸出販売

上記3つのように商品化して販売できるので、ボロボロの故障車でも買取可能です。 もちろん、年式が古く多走行で自動車としての価値が無くなった車であっても同じように買い取ってもらえます。 中には独自の海外販路を構築している廃車買取業者もあり、こういった業者に依頼すれば故障車でもかなりの高価買取が期待できます。特にハイブリッド車のような海外で人気のある特定の車種や、トラックや重機等は故障していてもかなりの高額で買い取ってもらえる可能性があります。特に以下のケースでは廃車買取がおすすめです。

故障箇所の修理額が高額だった
修理ではなく廃車を勧められた
無料で廃車引き取りを提示された

この場合は、間違いなく廃車買取業者に廃車買取を依頼した方が断然お得です。故障して動かなくなった車のレッカー移動には30,000円以上かかることもあります。ですが、廃車買取業者のほとんどは、動かなくなった自動車を無料で引き取りに来てくれます。廃車買取業者は、故障して動かなくなった自動車を売却する時にも特に頼りになる存在なんです。

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自動車解体工場

自動車解体工場では、故障車を「鉄スクラップ」としてや「中古パーツ」として買い取ってもらえます。自動車解体工場に直接故障車を持ち込めば、余計な中間マージンがかからない分、高価買取が期待出来ます。ただし、自動車解体工場の多くは郊外にある為、動かない故障車の場合はレッカー移動が必要になり余計な費用がかかってしまいます。また、廃車手続き等の面倒な書類申請を自分で行わないといけない場合もあります。更に、中古車買取はほとんど行っていませんので、中古車として価値のある故障車でも廃車買取扱いとなってしまいます。関連記事：廃車のレッカー費用はいくらかかる？状態別の費用相場と無料でレッカーする方法を解説

新車ディーラー

新車ディーラーに故障車の買取りを依頼しても、買取り価格はほとんど期待できません。そもそも新車ディーラーは、新車への乗り換えの為の下取りがメインで、中古車買取りにはあまり強味がありません。もちろん、故障修理後の買取り依頼が基本となります。中古車として再販売が出来ない車種は、故障していてもしていなくてもほぼ買取り価格はゼロで、尚且つ廃車費用を請求される場合もあります。自動車が故障して新車への乗り換えをする場合であって、更にその故障が非常に軽微な場合のみ強気に買取交渉が出来ます。関連記事：下取りか廃車か一番お得に車を手放す方法！シーン別に詳しく解説

故障車の買取価格を少しでも上げるポイント

故障状況に合わせた買取業者を選ぶ
車内を清掃しておく
複数業者に査定を依頼して比較する

ここでは、故障者の買取価格を少しでも上げる上記3つのポイントをご紹介します。

故障状況に合わせた買取業者を選ぶ

まず何よりも大事なことは、買取業者選定です。前述の通り、故障車の買取りを依頼できる業者はいくつかありますが、業者によって得手不得手があります。故障の状況別のおススメ買取業者は次の通りです。

故障の状況	条件	オススメ買取業者
故障が非常に軽微	新車への乗り換えを検討中	新車ディーラー
故障が非常に軽微	年式の新しい車両　走行の少ない車両	中古車買取業者
故障の程度不明 or 10万円を超える修理費	自走不能・新車から10年超えの多走行車	廃車買取業者
故障中でも自走可能	車両重量のある普通車	自動車解体工場

故障車の状況によって、業者毎に買取価格にかなりの開きが出るはずです。ベストな買取業者選択をする事がベストな買取価格に繋がります。

車内を清掃しておく

ボディーの洗車や、車内の清掃を行う事でその車両の印象もかなりアップします。買取査定の時の印象を上げる事も買取価格アップのポイントだと言えます。濡れタオルで内装やシートを拭けば、意外と簡単にシミ汚れや埃は取れますので、ぜひ試してみてください。また、車内の臭いは晴れた日に窓を開けて換気するだけでも随分と無くなります。こちらも査定前に行いたい印象アップ方法です。

複数業者に査定を依頼して買取価格を比較する

特に故障の状況が軽微で、中古車買取りを依頼する場合、買取査定は複数社に依頼して比較検討しましょう。買取業者同士に買取価格を競わせる効果も期待できます。実際に最寄りの買取店を1店舗ずつ回り買取査定を依頼する方法や、出張査定を依頼して自宅まで買取査定に来てもらう方法もあります。インターネットで複数社に一括して査定を依頼出来る一括査定サイトもありますので、こういったサイトを有効に利用して査定依頼を出すと時間短縮にもつながります。

故障車の買取で注意する2つのポイント

故障車の買取りを依頼する場合、実務的な観点から次の2つのポイントに注意しましょう。

故障の有無を隠して売却すると後日修理費を請求される可能性がある
自動車税や重量税、自賠責保険の還付金の有無を確認する

故障の有無を隠して売却すると後日修理費を請求される可能性がある

修復の箇所や故障箇所を意図的に隠して業者に売却すると、後日修理費を請求されたり買取額の減額を請求されたりする場合があります。 もちろん買取査定を行う査定士は査定のプロなので、基本的に修復箇所や故障箇所を隠していても見抜かれてしまいます。更に修復箇所や故障箇所を見抜けないのはプロである査定士の「過失」となり、買取後にこれが発覚しても減額や買取解除には応じなくて良いとされています。ただし、巧妙な方法を用いて、修復箇所や故障箇所を意図的に欺いた場合は、いくら相手が査定のプロと言えども、売却後に修理費請求や買取額減額請求をされます。いずれの場合も、故障や修復歴は隠さずに事前に正確に査定士に伝えておくことが後日紛争防止の為になります。また、査定を複数社に依頼する事で、査定の見落としを防ぐ効果もあります。査定額が下がるのを嫌がり、故障や修復歴について虚偽の報告をしても、後々自分に返ってきますのでこの点ご注意下さい。

自動車税や重量税、自賠責保険の還付金の有無を確認する

自動車を売却・廃車にする時に還付金が発生する場合もありますが、その支払いや説明をしない業者もいますので、事前に還付金の有無を確認しておく必要があります。車検期限が残っている自動車を廃車にする場合、「自動車税」「自動車重量税」「自賠責保険料」の3つで還付金があります。突如自動車が故障して、車検期限が残っている状態で廃車買取を依頼する場合は特に気を付けたいポイントです。車検期間の残りが長ければ長い程、この3つ還付金の額だけでも大きな額になります。特に廃車買取を依頼する場合は、この還付金の取り扱いについては事前に業者にしっかりと確認しましょう。関連記事：廃車で戻ってくるお金の種類一覧|自動車税や保険解約時の還付金について詳しく解説

まとめ

故障車を出来るだけ高く売却する方法の極意は買取依頼をする業者選定にあります。故障していても軽微な修理で直る場合や、中古車としての価値がまだ残っている場合は、中古車買取り業者に買取を依頼しましょう。故障していても自走出来る古い自動車の場合は、最寄りの自動車解体工場に直接故障車で乗り付けて、買取依頼をすると意外な買取価格が付くはずです。ただ、故障してエンジンもかからず、全く動かせないような自動車は買取査定も一苦労です。そんなときは「廃車買取業者」が断然おススメです。廃車を商材として扱う廃車買取業者は、動かない故障車でも中古車として全く価値がない車でも高価買取を行っています。廃車買取業者の中でも、全国三か所に自社解体工場を有し独自の海外販路を構築している「廃車本舗」であれば、どんな状態の故障車であっても他社にはない高価買取が可能です。もちろん、動かなくなった故障車の出張買取査定や車両の引き取りも無料で依頼出来ます。もし故障車を出来るだけ高く売りたいなら、まずは廃車買取本舗に無料買取査定を依頼してみましょう。